労働基準法 (労基法) 労働基準法とは、労働者の人権や生活を保障するために定められた、労働条件の基準を定める法律です。 本来、最低限の基準のはずですが、この労働基準に則して仕事ができる職場は大変恵まれていると 思えるほど、この労働基準法が無視されているのが「ルールなき資本主義国」日本社会の現状です。 労働者を守るための明確な罰則規定がある数少ない法律として、しっかり活用すれば労働者の大変 大きな味方となります。労働組合とあわせて労働者の砦となるものです。この労働基準法に違反する 労働契約は無効となります。 改正労働基準法 経済の変化や、労働者の仕事に対する意識の変化を受け、労働基準法の一部を大きく改正した法律です。 1998年10年9月30日に施行されました。その目標とするところは以下の3点です。 1)経済社会の変化に対応した主体的な働き方のルールづくり 2)職業生活と家庭生活との調和、労働時間短縮のための環境づくり 3)労働契約の複雑化、個別化に対応したルールづくり 具体的には、変形労働制や新たな裁量労働制の導入、女性保護規定の一部廃止など、労働者の働く スタイルに大きな影響を与える項目があります。