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流れる川、轟く滝、鏡のような湖、母なる海 |
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このような水は、皆さんも好きだろうが、私にはもうひとつ好きな水がある。 |
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・・・「水のような関係」がそれである。
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水というものは3つの状態を持っている。「水蒸気」・「水」・「氷」である。 |
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これらの違いは、分子の状態によって違ってくるのだという。 |
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それぞれの分子が自由に、何の束縛もなく飛び回っているのが「水蒸気」。 |
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それぞれの分子が緩やかなつながりを持ち、自由も持っているのが「水」。 |
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それぞれの分子がガチガチにつながり、自由のない「氷」。 |
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これを人間関係にたとえて、 |
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何の関係もない状態。 |
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緩やかな関係の上で自由を尊重し、束縛をしない関係。 |
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ガチガチのルールで縛り、自由のない関係。 |
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としたうえで、『最高の人間関係というのは、2番目の「水のような関係」だ』というのだ。 |
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・・・誰からの受け売りかは忘れたが、私はこの考えがとても気に入った。
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そこで生まれたのが遊民である。
「一枚の名簿という緩やかなつながりで、何の束縛もなく、自由に各個人の考えで活動をしていく。」
これが、私の考えた『水のような関係』である。
これが元となって遊民という変な集団(サークル?)が生まれた。 |
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名簿という緩やかな関係(水蒸気ではない)。 |
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ほかのサークルと違って定期会合等を持たない(氷ではない)。 |
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「定例会や事務局主催のイベントがあるじゃないか!!」といわれる人もあるかと思いますが、事務局というのは私の昔からの仲間であり、定例会は昔からある仲間内の飲み会であり、イベントは、私たちのあそびの場である。
『私たちの仲間に入ってきたください。ただし、強制はしません。』というのがスタンスである。だから、会員・非会員にはこだわらない変な集団として存在しようとしているのである。 |