Windows98、Meでの外字の作成方法


外字
外字とは、JISコード等に登録されていない漢字や絵文字を作成して登録されたものを言います。
文字をコンピュータで扱えるように体系化されたものを文字コードと呼びます。JISコード、シフト
JISコードは、JIS(日本工業規格)で定められた文字コードです。Windows98、Meでは、シフトJIS
が使われています。Windows2000では、基本的にはユニコード(ISOが作成した国際標準文字
コード)が使われています。

作成方法
ここでは、シフトJISコードにある漢字を元に作成する方法を紹介しています。
「吉」をもとにしてを作成する方法です。


1.文字コード表を立ち上げて「吉」のコードを調べます。
(1)フォントをMS P明朝に します。
(2)次に読みをクリックして「き」をクリックするときで始まる漢字の一覧が出ます。
(3)文字コードが表示されますので控えます。
※この場合は8B67です。
※文字コード表は、アクセサリのシステムツールにあります。


2.外字エディタを立ち上げます。
 初めて作成する場合は、外字は登録されていませんので登録する
コードは、「F040」で始めます。表示されているコードを確認して「OK」
をクリックします。
※外字エディタは、アクセサリの中にあります。


3.作成する際に元になる字を読み込みます。
3−1 編集(E)→「文字のコピー」をクリックします。
3−2 フォント(F)をクリックしてフォントをMS P明朝にします。
3−3 先に調べた文字コードの所までスクロールさせます。
3−4 「吉」は8B67ですので8B60の所までスクロールさせ
     ると左から8番目にあります。
3−5 「吉」をクリックして下に表示されたら「OK」をクリックします。


4.「吉」が読み込まれますので左にあるツールバーを使用して編集します。
(1)は、点を書き込むツールです。
(2)は、選択範囲を指定するツールです。

私の場合は、この2つのみを使用して編集してます(^^ゞ

5.編集途中です。
(1)は、一つずつ点を書き込んでいます。一点だけ書き込まれていないのは
  (2)で切り取るためにわかるように わざと残してあります。
(2)切り取る範囲を範囲指定ツールで指定しています。範囲指定が出来たら
  DELキーを押して消去します。
※右側の部分は、一つずつ点を書き込んでもできますが、範囲指定して
  切り取ってから張り付けをした方が楽です。

6.完成です。
編集(E)→同じコードで保存をしてから外字エディタを終了させます。


外字の入力の仕方
MS IMEの場合
「がいじ」と入力してF5キーを押します。文字一覧が出るので入力したい外字を
クリックします。
ATOKの場合
「がいじ」と入力してShift+F6キーを押します。登録されている外字が表示されます
ので矢印キーで入力したい文字を選択します。
Enterキーを押して確定させます。