★斉藤哲夫

 野沢師の盟友ともいえる人で、後期のURCレコードで最も活躍した人だと思います。当時の私は世の中をかなり斜めに見ていたので、斉藤哲夫氏のまっすぐな主張がおもはゆく感じていたこともありました。しかし斉藤哲夫の唄の本質は野沢師も指摘しているようにボブ・ディランのメッセージ性とポール・マッカートニーのポップ性を併せ持ったところにあると思います。初期の頃はメッセージ性が強く出ていたし、「今の君はピカピカに光って」はポップ性がもろに出ているようです。
 わりとズバズバとものを言う感じなので、私としてはちょっとちかずき難いところがあるのですが、楽屋などでは声も大きく、とても面白いのであります。しかし最近のステージはちょっと元気がないような気がします。唄は抜群にうまいし、弾き語りでも十分に唄の世界に入っていけるんですけど、本人には物足りない感じがあるのかもしれません。
 宇都宮では「ヨシンバ」のメンバーを従えてCSN&Y張りの唄を披露してくれました。そういうポップ指向のある人には弾き語りはちょっと辛いものがあるのかもしれません。その辺は私も同じことをいつも感じているのでシンパシーを感じてしまいます。
 最近野沢師の「君が気がかり」をリリースしたばかりで、精力的に活動を続けているようです。元気のあるステージを期待しております。

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