愛川町「ニュートン」

 このライブが行われた愛川町は厚木からかなり山の方に入ったところで、近くには最近ダムができた宮ヶ瀬があったり、ちょっと足を伸ばせば丹沢の山々、そして厚木寄りには七沢、別所などの温泉がある風光明媚な場所なのであります。かくいう私も登山の際にしょっちゅう通っている場所でもあります。
 ここで学習塾をやっていらっしゃるSEIJIさんの塾の一部屋でライブが行われたのでした。六時に始まるというのでギリギリになってしまったのですが、私が行ったときには既にライブが始まっていて、何人かの歌い手さんの歌声が聞こえてきました。ちょうど休憩に入ったのでカメラなどのセッティングをして野澤師の出番を待ちました。
 黒板には大きな文字でNOZAWA LIVEと飾り付けられております。また、黒板には生徒の一人が書いたという野澤師の似顔絵があって、なかなか特徴をつかんでよくできております。PAもきちんとセットされていて、野澤師のためにずいぶん時間をかけて用意してくれた様子が見えます。アットホームな雰囲気の中で、こんな歓迎をされる野澤師が羨ましくなってしまいました。
 客席の最前列には中学生と思われる生徒さんが四人ほど座っていました。後はどういう関係の方かわかりませんが、いずれも唄好きの人たちが二十人ほど集まっていました。女性もずいぶん多かったように思います。最初に稲葉さとしさんというギタリストが二曲ほど素晴らしい演奏を聞かせてくれて、いよいよ野澤師の出番であります。
 若い、というよりも子供たちを前にして野澤師は多少戸惑いと緊張があったように見えましたが、すぐにいつものリラックスした演奏が始まりました。この日の演奏はややゆったりとした感じで、若い子達にも分かりやすくしているようにも見受けられました。私としてはこのゆったり感がまた好いな、と思って聞いておりました。
 MCに入ると、野澤師は子供たちに語りかけるように自分の音楽の経歴から、一時音楽をやめて整体の勉強を始めた頃のことを話し始めました。この辺の事情を野澤師本人が語るのは極めて珍しいことだと思います。そして人生の転機に「勉強すること」の本当の意味が分かった、という告白に進みます。子供の頃は分からなかった「勉強すること」の意味を若い頃から知っていれば、もっと豊かな人生を送れるだろう、というメッセージは我々大人が子供に残したい共通の思いではないでしょうか。「勉強をするということは、自分の居場所を見つけることだ。」という野澤師の話は感動的でさえありました。野澤師の教えをどれほど子供たちが受け止めたのか、定かではありませんが、そんな野澤師の授業風景を今回はお届けすることにしました。野澤師は「やめてくれぇーー!、」と叫んでいるような気もしますが………。ムフフフフ。

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