オリバー ビアホフ
1968年5月1日生まれ。ドイツ・カールスルーエ出身。
‘95年よりウディネーゼでプレーし、咋季は27ゴールを挙げ、セリエAで得点王に輝いた。W杯フランス大会ではくリンス万とともにドイツ代表の2トップを担い、3得点。長身を生かしてのヘッドが持ち味。遅咲きのプレイヤーで、今季ようやく、名門ACミランに1200万ドルで迎えられた。
身長191p 体重85s 『Number 455』より
空飛ぶドイツ人 二世
若返りに失敗し、かつての世界一のサッカー王国も落日の憂目にさらされている。
そんなドイツにおいて遅咲きながら久々に現れた新人、それがこのビアホフだ。
フランスにシャンパンサッカー・イタリアにカテナチヲとカウンター・オランダにトータルフットボールがあるように、ドイツにもドイツのサッカーがある。
それは、豊富な運動量によるタフなサッカー、ドイツ人特有の恵まれた体を生かし優秀なGKを輩出している。そしてなにより『皇帝』と『爆撃機』の国であり、優秀なリベロとそしてフォワードを生み出す国である。
そして、『空飛ぶドイツ人』 クリンスマンの国でもある。
スーパースターの条件
彼の特色は、その頭にある。
『頭』といっても、物理的な使い方でのほうで、ましてやその能力の高さは一撃必殺とてもヘディングとは思えない速さでゴールに吸い込まれていくのだ。彼がいればゴール前の空中戦はぐっと有利になる。
最もそれだけならば、彼はストライカーとしてではなくセンターバックとして成長しただろう。
彼の本当の特色とは、ゴールに対する嗅覚・ポジショニングにある。世界最高のリーグでの得点王、その実績が彼の能力を証明する。
足だろうが頭だろうが何を使っても得点をたくさん入れること............................
これがストライカーとしてスーパースターに、必要な条件の一つだ。