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ライアン・ギッグス

 

1973年11月29日、ウェールズ・カーティフ出身。優れた才能に恵まれ、ウェールズ代表に史上最年少(17歳と321日)で選出。

'91年にプレミアリーグデビューを果たして以来、マンチェスターユナイテッドでプレーし続け、すでに200試合以上に出場している。左サイドで発揮する突破力、左足のボールコントロールはプレミアリーグ随一。

180p、68s 『Number 455』より

 

 

 

伝統を継ぐウィンガー

ジョージベストに始まり U.K は多くのウィングプレイヤーを輩出してきた。彼らの仕事は本格派のストライカーとはひと味違う、ウィンガーは主役になり損ねることもある陰のプレイヤーである。しかし、システムの変遷によっても常に重要なサイドからの攻撃を担う重要なポジションである。

ウィンガーの醍醐味はドリブルである。ディフェンスの重心の乗っている方向つまり裏に相手が方向転換せざるを得ないタイミングでボールを置き、相手が方向転換する間に加速に乗って振り切る。

はじめから予測の出来るプレーだが、そのタイミング・キレによってディフェンスには手の施しようのないプレーになる。

そのドリブルはカミソリのように鋭く、ゴール以上に人の心に残るプレーである。

スーパースターの条件

彼は、現在世界で3本の指に入るであろうウィンガーだ、そのドリブルもさることながら正確無比なクロスがあげられる左足を持っている。(もう一人あげろといわれればオーフェルマルスだろうか...............)

しかし、彼はウェールズ代表なのだ、イングランド代表でも間違いなくポジションを獲得できる実力はあっても彼はウェールズ代表なのだ、ウェールズも決して弱い国ではないしかしヨーロッパの予選は激戦だ、W杯での活躍はおそらく望めないだろう。

もう一方のチーム、彼の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、メディア王マードックに買収され荒れているといる。願わくばインターコンチネンタルカップで彼の活躍が見たいものだ。

以上の事情から、彼のスーパープレーはなかなかお目にかかれない。しかし、そのためたまに伝えられる彼のスーパープレーは多くのサッカーファンをとらえる。そう彼は、通好みのスーパースターなのだ。かくいう私も一度彼の相手ディフェンダーを置き去りにするドリブルを見てから、大ファンになってしまった。

人々の記憶に残るすばらしいプレーをすること.............................................................

これもスーパースターに、必要な条件の一つだ。


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