ロナウド
1976年9月22日生まれ。リオデジャネイロ出身。
‘92年クルゼイロ入団。'94年ブラジル代表入りするが、Ｗ杯アメリカ大会での試合出場はなかった。同年オランダのPSVアイントホーフェンへ。
'96年アトランタ五輪出場。バルセロナに移籍。
’９７年インテル・ミラノに移籍し、セリエA得点王争いで二位に。
'98年Ｗ杯では全世界の注目する中、4ゴールと不振に終わった。身長182㎝ 体重80㎏
『Number 455』より
戦術に変革を迫る男
ロナウド
1976年9月22日生まれ。リオデジャネイロ出身。
‘92年クルゼイロ入団。'94年ブラジル代表入りするが、Ｗ杯アメリカ大会での試合出場はなかった。同年オランダのPSVアイントホーフェンへ。
'96年アトランタ五輪出場。バルセロナに移籍。
’９７年インテル・ミラノに移籍し、セリエA得点王争いで二位に。
'98年Ｗ杯では全世界の注目する中、4ゴールと不振に終わった。身長182㎝ 体重80㎏
『Number 455』より
戦術に変革を迫る男
近代サッカーにおいては、かつての一人の天才が広いスペースでゆとりを持ってゲームを演出するような機会はなく、すべての選手が細分化して与えられた仕事をこなし全体のパフォーマンスを向上させるという非常にシステマチックなものとなっている。
しかし、いつの時代も戦術は進化し続ける。再び3トップの時代がやってきたように.............
彼の特色は異常なまでの身体能力の高さである。特に瞬発力トップスピードに乗るまでの時間が他の選手に比べて異常に速い、それにブラジル人特有のボールタッチの柔らかさが加わって彼を天性のストライカーたらしめているのだ。
彼があまりに常人離れした能力を持つために、彼を抱えるチームの監督は戦術に変更を施さざるを得ない、彼の能力が最大に生きるようにチームを編成するのだ、すなわち、カウンターである。
カウンターこそが彼のスピードを最大に生かす戦術なのだ、彼に前を向いてなおかつ前にスペースがある状態でボールを持たせることにチームは全力を注ぐ。
スーパースターの条件
彼は、彼の超人的能力故に、常にチームの勝敗に責任のある立場に立たなければならない。
ましてやその能力の高さ故、常に非常に厳しい戦いの中に身をさらさなければならず自然に負けられない戦いが多くなる。人々は、彼のプレーだけでなく私生活における生活態度までが気になりだし、彼には自由な時間が与えられることは少なくなる。ましてや世界で一番強いサッカー大国ブラジルの勝敗の責任をほとんど一人でとらなければならないということがいったいどれぐらいの重圧になるのか想像することもできない。
しかし、そんな重圧の中でも彼はサッカーに対して真剣に取り組んでいる。マスコミへの対応も非常にいい。
常人には耐えられないようなプレッシャーに耐えられること............................
これもスーパースターに、必要な条件の一つだ。