REVIEW... "Jo Brodtkorb and Musicator
Musicator 1.0 & 3.0"


 

発売元:アメリカの発売元名は不明 / アルテック(日本代理店)
製品名称:Musicator 1.0 & 3.0


正直に言うと、このシーケンサの大半の日本ユーザーがそうであるように、
私も Musicator と出会ったのは Roland SC シリーズに同梱されていたからである。
確か SC-88 であったと記憶している。
それとも S-MPU/AT であっただろうか。

当時のこのシーケンサ(今も使っているがバージョン 1.0)は、かなり難儀な代物で、
現在の私のレベルまで使いこなすには、かなりの時間が必要だと思う。

MIDI ファイルを解析する簡単な知識さえあれば分かることだが、
このバージョン1.0が吐き出す SMF(Standard MIDI Format) ファイルには
多くの問題点があり、とても満足できるレベルとは言えなかった。
しかも Roland の製品に付属していた(今も使っている)ものは『for S-MPU』と
名前の最後に付くとおり、S-MPU のドライバがインストールされていないと
使えないだけでなく、さらに、再生が S-MPU でしかできないという、
恐ろしい制限が付いている。
というか、その為だけに、今の私の環境には ISA バスの S-MPU が残っている。

だが、今も使っていることから察しのつく人も多いだろうが、
それらの他にも多数在る問題点を補ってあまりあるほどの
ポテンシャルを持っているのだ。
私がコレを使用する最も大きな理由は、ノーテーション・ウィンドウに於ける
その独特の入力方法から離れられないためである。

説明するのは難しいので、知りたい方は体験版も存在するので
それを使っていただけると分かるだろう。

この入力方法と、ピアノロール・ウィンドウを上手く組み合わせると、
『数値入力なみの速度で』打ち込むことも不可能ではない。
しかも、シンプル極まりないオーバー・ビューにより、
数値入力が苦手とする全体の把握という問題点もクリアする。

私がこのシーケンサから離れられない理由が分かっていただけただろうか。
単純に『長く使ってるからだろう』と言われると、否定は出来ない。
それに、知り合いにも、オススメはしない。
(最新バージョン 3.0以降ならばすすめられるが)

てっきり、一発やシーケンサだと思っていたこのシーケンサ、
実はしっかりと国外でバージョンアップは続いており、私も最新版を
購入したばかりである。

標準MIDIファイルの問題、エクスクルーシブの問題、他、各種バグも
フィックスされ、さらに数値入力機能やオーディオまで付いているのだが、
シンプルだったオーバー・ビューは機能増加に伴って複雑になり、
その他多くの変更点が、本格的な移行の妨げとなっている。
バージョンがいっきに2もあがったのだから、抵抗があるのは
当然と言えば当然なのだが・・・

当分、今の私の環境・・・MIDI打ち込みは MUSICATOR 1.0 、オーディオは
LogicAudio という状況は続きそうである。

ただ、このバージョン1.0、さすがに古すぎるのか、
Windows 98 だと、実用できないというくらい、よくフリーズする。
Logic を持っているにもかかわらずバージョン3.0を購入したのには
そういった背景もあるのだが、どうも馴染まない・・・(涙)

止まらないバージョン1.0か、バージョン1.0をしっかりと踏襲した3.0なら
最高なんだけどなぁ・・・(なんか、レビューというより愚痴が多いなぁ・・・(汗))

 


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