

| 【2010年 3月】 |
このところ世界的な金融クライシスや、想像外の円高。それに起因する相当強い不況風が吹いてきました。 わたしのところにもたくさんの経営相談がきています。 明らかな傾向として、売上の減少、利益の減少からくる経営危機と、資金繰り不安と金融機関の異常な対応。そして事業の将来性からくる経営不安です。 このようなときには、正確な判断をするようにしてください 決して自棄になったり投げやりになることなく、信頼できる方に相談に乗ってもらうのがいいでしょう。 ひとりで判断すると、ろくなことはないようです。 税理士や弁護士に相談しても、必ずしもベターウエイが見つかるとは限りません。かれらは経営の専門家ではありませんから。 相談相手から満足な方向性が示されなかったり、満足できる相談相手にめぐまれなかった場合には、どうか当事務所に相談してください。 倒産の不安は、債権者(被害者)を産まざるを得ない解決だからこその不安です。できることには限界があるのに、どこまでやれるかがわからない不安です。 許容力(キャパシティ)と優先順位(プライオリティ)のせめぎあいを、いかに解決するか。 どうしても不安であれば、当事務所にご相談ください。 どのような解決の方向性を求めているか、具体的なイメージを持って相談にきていただけると解決の方向性も出しやすいです。 当事務所では、倒産を回避して事業を継続するにしても、破綻を受け入れて倒産処理するにしても、選択できる可能性についてすべて具体的に説明し、そのメリット、デメリットについても解説し、どの道がよりよいかを提示するようにしています。 このところ忙しくしていますが、まだ多少の時間的余裕はあります。 当事務所は、経営経験もあり、かつ倒産経験もあるコンサルタントです。よりよい解決策を見出すお手伝いはできると思います。 ◆ 三月になりました。決算期の三月です。 この月が決算月ではない会社も、日本の会社は三月、六月、九月、十二月に決算をむかえる会社が多く、そのような会社はこの三月はいずれかの四半期をむかえることになり、会社の成績を改めて見直すことが多いものです。 そのため、毎年この月は当事務所への相談は多いものです。ある経営者は会社の財務内容を立て直す相談に、またある経営者はキャッシュフロー改善のために金融機関に条件変更を交渉するために、そしてまたある経営者は会社を終わらせるために背中を押されに…。 まだ決算書は上がっていないと思いますが、経営者はこの決算月(四半期の月)がどのような業績で推移するか、本能的に把握しているはずです。試算表が上がってこなくても、経営者は当期の成績がどうだったかは把握できていることと思います。 当期の成績はいかがでしたか。 [営業利益]をしっかり見きわめてください。 [売上高]や[売上総利益(粗利益)]だけにまどわされると、正確な状況分析はできなくなります。あくまでも[営業利益]を見つめてください。 もし、思うように利益が上がっていない場合は、その要因を分析して[下半期]に対応しなければなりません。 [売上高]が下がっていたら、営業力を強化しましよう。 [売上総利益(粗利益)]が低下していれば、仕入原価の圧縮に注力しましょう。 [営業利益]が上がらなければ、リストラクチュアリングを徹底しなければなりません。 しかしいかにタイトな経営を志向しようとも、会社の成績があるレベルを超えてしまった場合には、事業経営を続けることはできません。事業経営が可能かどうか、常に冷静にシミュレーションしながら経営を続けてください。 事業計画を作成する前提は「利益ベース」です。「営業利益は上げられているか」。さらなる「販売価格の上昇」、「仕入原価の低下」、「一般管理費の圧縮」」は可能か。営業利益の上げられない会社は確実に事業継続はできなくなります。 次なる肝は「財務体質の見直し」です。「債務超過になっていないか(借入依存になっていないか、有利子負債は少なくなっているか)」、「資金不足になっていないか(金融機関はちゃんと対応しているか、より有用な金融機関は他にないか)」。借入返済のためだけに事業展開しているような、本末転倒している企業は多いものです。そうなってまで事業展開する意味はほとんどありません。 そして「意欲は持続しているか」です。経営意欲を失ってまで事業継続する意味はありえません。直ちにリセットして出直すべきです。 早めに会社の体質改善に着手するか、会社の破綻処理に手を染めるか。いずれにしろ早期発見・早期対応が何より大切なのですから。 もしご自分で試算できない、同業経済組織や地域経済組織などが相手にのってくれない、税理士に相談したが真剣に取り合ってくれなかった、相談する相手がいないなどの場合は、どうぞ当事務所にお申し出ください。 会社が永遠に続くことはあり得ないと知るべきです。会社もおいしいところから腐っていきます。今は利益があげられていても、その一番いいところから会社は腐っていくのです。 【経営相談の必要性】 もし、 自分で自己診断できない 同業経済(経営)組織や地域経済組織などが相談にのってくれない 税理士に相談したが真剣に取り合ってくれなかった 相談する相手がいない など、自身で経営分析ができない、相談する相手に恵まれていないなどの場合は、どうぞお申し出ください。 本来わたしは、このまま行ったら倒産せざるを得なくなったような事業経営者を、何とか事業継続できるような状態にするお手伝いがしたいと願っているのですが、実際は避けられない倒産のお手伝いをすることが多いです。 「債務返済のために生きていくことから脱するがために、倒産を受け入れざるを得ない」 このパターンが圧倒的に多いのです。昨年は特にそうでした。 【事業継続の方法】 しかし、事業継続の方法はあるのです。 ◆債権者の協力を得た事業継続 事業を継続したいために債務超過の会社を、債権者の協力を得て(事業が継続できるように債務弁済の長期化や一部カットなどの交渉して)事業を継続する方法もあるのです。 この方法は、債務だらけの会社を任意整理などで事実上倒産させ、債権者の協力を得て新たな組織をつくって継続させることもあリ得ます。 ◆民事再生による事業継続 事業を継続したいために過剰な債務は民事再生法で例えば1/10ほどに軽くして、会社を再生させて事業を継続させる方法も可能です。 ◆倒産を受け入れた事業継続 事業を継続したいために債務だらけの会社を倒産させ、債務から身軽になって、新たな会社で事業を継承させる方法もあります。 など、など。 いくつかの条件(環境)が整えれば、会社は失っても事業を継続することができるのです。 そのような運用ができなくなるのは、ほとんどが[Too Late, Too Large]という状態です。 そうなる前に、どうか早めにご相談ください。 【破綻処理の方法】 また、破綻処理にも方法はあるのです。 ◆一切の処理をしない自然消滅の倒産処理 高齢などで、事業から一切撤退して老後モード(年金生活)を甘んじて受け入れるならば、会社の破綻処理や個人の破産処理を一切しない方法もあるのです。 ◆小額管財による倒産処理 経営する法人の破産処理と経営者の個人破産の処理を一緒にやる場合には、[小額管財]という[20万円]で一切の処理を受け付けてくれる地裁の処理方法もあります。ただし、この方法はまだ導入していない地方裁判所もあるので、事前に確認する必要があります。 ◆任意整理による倒産処理 地裁に申し立てる破産などの法的手続きによらず、債権者と個別に話し合って処理する任意整理による倒産処理も可能です。 など、など。 破綻(倒産)処理にもいくつかの方法があります。 債権者にかける迷惑をなるべく少なくし、当事者の心理的、経済的なダメージも少なく、その上次のステップに繋がるような破綻方法を当事務所では提供するよう心掛けています。 しかし、そのよう運用ができなくなるのは、これまた[Too Late, Too Large]という状態です。 こちらも、そうなる前にどうか早めにご相談ください。 【処理する上でのポイント】 [事業継続]にしても[破綻処理]にしても、実際の処理にあたっては以下の三点がポイントとなります。
会社の経営を誠実に運営している経営者の方は、どうしても、最後にがんばりすぎてしまうのですが、そのほとんどのがんばりが結果として裏目に出てしまうのです。 最後におこなった「資金調達」で、連帯保証人を増やした(破産者を増やした)り、タチの悪い闇金融にはまったり、あるいはまっとうと思われる金融機関(銀行など)に騙されたり、という例の枚挙のいとまもないくらいなのです。 経営危機は、あるところまで陥ると再起不能だと思ったほうがいいのです。そこで無理をするとキズを深くするのです。 |
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【Opinion】 わたしの意見です。 『木村建設の倒産について』(2006.5.1.)をアップロードしました。 |
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