Figuritas 45 Single Series とは、What Else? Records が 1997年頃に企画してリリースしてたスプリットシングル特集です。名前の由来は、すべてのリリースのジャケットに貼られているタロットカードによく似たメキシコの Figuritas Cardからきているそうです。カタログに記載されているリリース予定がいずれもすごいメンツばかりで、なおかつすべてのリリースが超限定(500枚のみ)&未発表曲オンリーということで、当時は見つけるたびに購入してました。ただ 3枚のシングルをリリース後、まったく音沙汰をきかなくなってしまったので情報募集という意味もこめて今回僕のページで特集してみました。リリースが予定されていた Dillinger 4や、Braidは最近シングルコンピをリリースしましたが、そこにもこれらの情報は載っていないのでやっぱりリリースできなかったのでしょうかね。
What Else? Records は、Larry Brrrds や Side Car, The Barnhills, Lynyrd's Innards等のリリースをしている小さなレーベルです。Act Your Ageなんかのリリースが好きな人であれば気に入ると思いますので、見かけたら是非手にとってみてください。
 
と上のように書きましたが、最近シリーズ再開しました。下に書いてある What Else? の Web Pageにいろいろ書いてありますので読んでみて下さい。次の予定は、GROOVIE GHOULIES / DAN JANISCH のスプリットが 6月だそうです。(5/27/2000)
 
Address:  What Else? Records, P.O.Box 1211 Columbus, IN 47201
WebSite: http://www.whatelserecords.com


Catalog - WE 14.0, Figuritas 45 Single Series

WE 14.0a Jon Cougar Concentration Camp / The Larry Brrrds
WE 14.0b Shotwell Coho / Discount
WE 14.0c Less Than Jake / Dillinger Four
WE 14.0d Braid / Mary Me
? Intro to Airlift / Pretty Pony

Bands : The Rail / Thee Autobots
Comment : 記念すべき第1弾はなぜか名義が Red Dawg Recordsになっています。いきなりわけがわからず、今回の特集の先行きが不安です(笑)。まずは The Rail。Snuffy Smileから Wisherとのスプリットをリリースしてたあのバンドです。音のほうはそのスプリットと同路線のやさしいポップパンク。Lovejunkずきにもアピールできるでしょう。一方のThee Autobots はストップ&ゴー多用のサウンドですが、FatやEpitaph系にはならないしょぼいポップです。哀愁のメロディが僕にはオランダの Funeral Orationなんかを思い出させます。

Bands : Jon Cougar Concentration Camp / The Larry Brrrds
Comment : シリーズ第2段は、Crimpshrineタイプのイーストベイパンクの John Cougar Concentration Camp と、爆裂激走ポップパンクバンド The Larry Brrrdsです。J.C.C.C. は、非常にたくさんのリリースがあって、Ramonesカバー集や、Cigarettemanとのスプリット、最近のアルバムは B.Y.Oからでてますね。Second Guessからのアルバムはよく聴きました。どっかでやっているはずとみんなが思っている、John Cougar Mellencampのカバーはここで聴けます。Rhetoricからの 7inchがかっこよすぎるLarry Brrrdsは、ここでもハイテンションで飛ばしまくるポップパンクで、全音源必聴といいたいです。

Bands : Shotwell Coho / Discount
Comment : シリーズ第3弾で僕が持っているなかではラストの本作は、ex-Crimpshrine のAaron在籍の Shotwell Cohoと みんな大好きな Discountのスプリット。このリリースの頃にはすでに存在していなかった Shotwell Cohoは、Pinhead Gunpowder、Redmond Shooting Starsというかやっぱり Aaron 以外のなにものでもないサウンドです。最近惜しくも解散してしまった Discountはいつもどおりの女性VO ポップパンクでは最高のレベルのポップパンクです。彼らはリリース多い割にはダブりが少ないですよね。この曲 "Bloody Mediocrity"も(多分)ここでしか聴けません。

Bands : (Young) Pioneers / Drunk
Comment : 最新作である本作では、少し今までとは趣の変わった出来になっています。ex-Born Againstのメンバーを擁する (Young) Pioneers、実は未経験であった僕はちょっとびっくり。(Young) Pioneersってこんなにポップなの!?と思ったら今回はお互いの曲をカバーしあっているとのこと。ただこれほどまでにポップな曲はファンには貴重かも。一方のDrunkは、名前を見たときには僕が大好きな Norwayのあのバンドか!?と思いきや、当然ながらそんな訳はありませんでした。こちらもカバーだそうですが、Acousticで攻めてきます。