7月22日 今回は全般的に咲いている花が少ないために紹介できる植物数は少ないですが、どれもいいものばかりです。涼をとるために北大の自然さがしに出かけてみてはどうでしょうか。

原生林

ますます緑が茂ってきて、その分花少なくなってきたと言う感じでしょうか。色彩は単調になりましたが、涼を取るには絶好の場所だと思います。

そんな中咲いている数少ない(と言うかこれしかない)花が、このオオウバユリです。原生林の車道沿いで簡単に見ることができます。ちょうど今ごろが一番よく咲いているのではないのでしょうか。名前を漢字で書くと大姥百合で、名の由来は花が咲く頃に葉(歯)がないことによるそうです。この写真のものも葉が落ちていますね。ただ、姥と言う名前がついているわりには鐘型の花をしており、なかなかかわいい花です。また、残っている葉には体長8mmくらいのハムシがいるそうです。高さは大きいもので1,5mにもなり、けっこう大きい花です。また、地下に出ている茎(地下茎)は大きいため食用にもされます。

  

お次は言語文化部の前にあるヤマグワの木です(写真左)。この木は見頃と言うより食べごろです。右の写真のような実が枝にいっぱいなっていて、食べるとイチゴのような味がしておいしいです。この木の葉っぱはちょっと注意してみると分かるんですが、形がとても不揃いでこんなに違っていていいのかというぐらい違っています。なお、この木は原生林の中にもまだあるので、探してみると良いでしょう。

 

ひょうたん池

今回初登場のひょうたん池です。こちらも水があり、木陰があり、ベンチがありで涼を取るには絶好の場所です。

  

と言うわけで、今回紹介するのはハスです。水面に浮かんでいて、いかにも日本の花と言った感じがあります。ハスは植物学上、東洋に1種、北米に1種しかありませんが、レンコンを取る目的用のハスや、観賞用のハスには品種改良により数品種存在します。ハスは春に芽がでてまもない頃は、浮葉だけしかありませんが、だんだん大型の葉になって、しまいには空中に突き出してしまいます。

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おいしそうでしょ〜?またしても見頃と言うより食べごろの紹介です。これは北大構内のある場所にのみある木になっている桃(?)です。ど〜しても食べたい、と言う方は根性で北大構内を捜してみてください。早くしないとみんな実が落っこってしまいますよ!

北大の自然へ