植物の盗掘防止

何のためにするのか?:今、世界中で生物種がかつてない速度で絶滅しつつあるのはご存知の事と思います。その絶滅していく要因には様々なものがありますが、日本国内で植物に話を限った場合、その絶滅要因の約4割園芸採取(つまり自分で野生の花を育てるために野生の株を抜き取り、持ち去る)なのです。この絶滅要因などに関しては環境庁(現環境省)編の日本の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータブック)に詳しいのでそちらをご覧ください。また最近では、これらの美しい高山植物を売ることでお金をもうけようとする人も出現しており、状況はますます厳しくなってきています。

そのために何をするのか?:盗掘は場所や種によって法律で禁じられているものもありますが、結局のところ現行犯でないと防止する事はできません。そこで野生の株が存在する所へのパトロールが必要になってきます。また、売るために盗掘をしているとすれば、その取引ルートを抑える事も重要です。そこで、野生の草花を扱う店を対象にアンケート調査や訪問調査を行います。

 

活動紹介へ