ハブっていうのは、「ハブとマングースの・・・」の動物じゃなくて、自転車の車輪の回転軸の部品の名称
それもスポーツ車、後輪の軸部分(ハブ)をスクープしたい。
世界的な文化、や経済の中心を担う空港のことを、「ハブ空港」というでしょう、とっても大切な
部分であることに違いない。


ボスハブ(ギアとフリー部が一体になっている)

フリーハブ(ハブとフリー部が一体になっている)

*フリー部といっている部分は、競輪の自転車等を除いて、ペダルを後へ回すと空回りして
前に回すと、チェーンによってギアから車輪にペダルを回す力が伝わるようになっている部分のこと

私の記憶が正しければ、・・・ほとんどのロードレーサーやツーリストは後輪に、ボスハブとボスフリー
を使用していた、いや、それしか一般的にはなかったように記憶している。なぜかフリーハブはメジャー
ではなかった。
マウンテンバイクが登場してしばらくしてから、シマノがボスハブからフリーハブの製品ラインアップを
充実させてきた。軽量化を図るためという説明があったように記憶している。私は、当初、MTBに
ボスハブを使用していたが、かなり丈夫なハブシャフトを使用していたにもかかわらず、1年もすれば
ボスフリーギア側で曲がってしまった為にお客さんのと自分のを、何度かシャフトだけ交換したものだ。
激しい乗り方をするとボスハブではフリーの奥にボールベアリングの玉当たりがあるために、物理的に
長期間、正常な状態で使用できない。それではフリ−ハブはどうかというと、ボスハブと同様にギア(スプ
ロケットという)取付部奥にボールベアリングと玉当たりがあり、更に、自転車のフレームエンド(車輪を固
定する箇所)真近くにも同様のボールと玉当たりがあり、支えられているために、容易にハブシャフトが歪
みにくい。

 


99/12撮影

左側フリー部が曲がっているためにボールベアリング部が破損した状態
イラストはフリーハブだがボスハブはAとBの部分で
しか支えられていないため、乗っているとシャフトが物
理的に曲がる。フリーハブはA,B,C三箇所で支持さ
れている。シャフトに歪みなどの致命的な問題は起こ
りにくい
このフリーハブで組まれた車輪は、7年前から酷使してい
るが、現在も現役だ。ダウンヒル、クロスカントリー、耐久等
様々なレースに私も、仲間も存分に使ったが、どこも壊れて
いない。ギア(スプロケット)は5セット交換した。あなたがプロ
ならスポークの組み方も一般の組み方と違うことに気づいて
もらえるだろう。

●さて少しでもボスハブの欠点がおわかりいただいたので有れば、MTBやロードレーサー等
を購入するときは、フリーハブのものを選択しよう。

ボスハブが必ずこのような不具合を起こすというものではないが、シャフトの剛性のないものを
購入してしまったら、このような困った事が起こる場合が多い。


●後で、何度も、シャフト交換や、フリーハブに組み直しをするとけっこうな出費だ。
●スポーツ車を選ぶ場合は、フレームサイズなどちゃんと分かっている専門店で購入すること。
 間違っても、店にある適当なものを選ばないように、フレームサイズやハンドルステムの突き出し寸法が
 合ってないと、健康的なサイクルスポーツも手や腕がしびれたり、腰痛を起こしたり健康を害する場合も

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