自転車の車輪をフレームに固定する方式は2種類ある。
一般的な自転車は、たいていナット止め

一般の自転車はたいてい車輪をナットで固定している。前輪は幾分ナットが緩んでも危なくないように最近は脱輪止めのワッシャが装着されている。安全性重視。前輪が走行中に外れたらかなり危険なのはいうまでもない。


スポーツ車(ツーリング車、ロードレーサーやマウンテンバイク等)の
比較的高価なものはたいていクイックレリーズ止めだ。このクイックレリーズの固定の仕方を知らない方が多い。
よく聞いてみると自転車を購入した店で、ちゃんと説明していないようだ。「説明書に書いているからよく読んでください」程度の物らしい。
はっきり言って、ちゃんと店員がデモンストレーションして、お客さんに実際にやって貰うぐらいの確認が店側に必要フレームの方に脱輪止めの工夫がされているために、現在では事故は減少した?かも知れないが、ダート走行時、車輪にかなり負荷のかかる場合 危険この上ない。 画像や文章では、説明しきれないので自信のない方は、必ず、店に行って、その場で、レバー操作をやってみることをお奨めする。

高級なスポーツ車等はクイックレリーズというシャフトでフレームに固定させる物が多い。レバー操作ひとつで、車輪をフレームから外せるので便利とはいう物の、固定の方法をチャンとマスターしておかなければ危険。その為にほとんどのこの種の自転車には緩んでも、簡単に、フレームから外れないような工夫がされているが、やはりそのまま走行するのは、危険。レバーを内側に倒すことで車輪が固定できるようになっている。反対側のナットを調整しながら、レバーを倒したときに十分固定出来るようになっている。

クイックレリーズは「簡単に外せる」という意味。車輪が簡単に外れて
輪行袋という自転車用バッグへ入れて、車や電車やその他の乗り物に乗せて持って
いくことが出来たり、レース時、タイヤがパンクしたりすると、メカニックが別の車輪に
数秒で交換したりできる。
ツールドフランスなどを見ていると、時折、見られる光景だ。

マウンテンバイク等は、サドルの高さ調整もこのクイックレリーズシステムを採用している物が多い。このレバー操作も一般車のハンドル付きシートピンのようにレバーを開いたまま右にグルグル回して固定している方がけっこういらっしゃる。その為か固定力が不十分で、サドルが乗車中に下がってきたり、左右に向きが変わったりするので乗りにくいはずだが。
知らないというのも不自由なもんだ。パソコンに比べれば操作は簡単なんだから、ちゃんとマスターしておこう。
ちなみにフレームにサドルの棒が入っている付近にレバーがあるのが見えるでしょう。これが、一般車のハンドル付きシートピンサドルの高さを決めたら、右に回して締め付け固定するタイプの物、クイックレリーズシステムをこのシートピンと勘違いしているようだ。クイックレリーズの場合、このシートピンと同様の操作をすると、固定力不足か、強く締めた場合、クイックレリーズのメカが壊れることもあるので要注意。

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