今とっても、興味のある人なのですが、それが、江原啓之氏だ。
人には皆、守護霊がいて、その方々とお話をするのだという。
クライアントとのやりとりの中で、その人の幼児期から今までの様々な
人生をまさにその人の記録映画を見ているように、解説し、適切にアドバイスする。
まさに、クライアント自身が抑圧した心の部分(「人の心の闇」と称している)にまで迫られるために
自分の心の闇と向かい合い、素直に認め、問題解決を図ろうとする。
いかなるカウンセラーもクライアントがこのレベルまでいけるような「場造りからラポール(親和的関係)、更に
クライアント自身が、自分の心の闇と向かい合うまで、例外もあるだろうが、かなりな時間・日数・年月を費やす。
大変な作業を、対個人、対集団で苦労をしている。
それを、江原氏は(私の見たテレビの番組では、)数分で、クライアントの心の闇まで到達してしまう。
優れた才能としかいえないが。ただ、彼のカウンセリングははっきりとした「指示型」なので、
多くのカウンセラーのように「非指示型」の形式を採用して、クライアントに、自己洞察力を訓練する
機会が与えられないのは、実に残念なことだ。指示型のカウンセリングを繰り返すと、クライエントは多くの場合
依存的に、自己の責任を他人に肩代わりして貰おうとする行動傾向に陥るのではないだろうか。
本来それ自体が、クライアントが自分で人生の問題解決を図ろうとするダイナミクスをなくしかねないが。
江原氏とのそのような関係は、個人にとっては、貴重な体験であるだろうし、それがマイナスになるとは思えない。


今までに、複数の出会う男性全てに、だまされたり、金を貢がされたり、様々なとんでもない男性経験をし、
男性不信に陥ったある女性クライアントとの相談のケースで江原氏の霊視によると
「若いからしかたないのかもしれないけど・・・」と切り出しはじめ、「あなた、とても誠実な、仕事もちゃんとできる男性が
交際を申し込んでも、全部断って、見かけのいい、もてる、男ばっかりと付き合うから、自然の成り行きとして
そうなってしまう、要するに、人を見る目がないからそうなってしまって、本当にすばらしい男性が言い寄ってきているのに
目もくれない。そこが原因ですよ。誠実で仕事もバリバリできる人を相手にしないで、見かけの良い不誠実な男性ばかり選ぶから
必然的に不幸になってしまったのだという。まさに彼女の記録映画を見るように江原氏は解説できる。
自分は、男性にことごとくひどい目にあったのだから、今度は、男に復讐してやるなどということをやりかねない。
その時、犠牲になりやすいのは、まさに 誠実な男性達だ。そのような悪いスパイラルから人を救い出す事ができるというのは
すばらしい能力と賞賛するしかない。

両親を含めて自分の回りに、鬱病の人が、いっぱい・・・というクライアントに、

「社会へ出ると、鬱病になる人が多いんですよね。なぜかというと、終わりがないんですよ。社会は。
中間試験も期末試験もない。結局、社会へ出ると、自分で自分を評価するしかないでしょ。
そういったところで、みんな 右往左往するんですよ。
「根底は何か」というと「生きるという意味がちゃんと分かっているか」ということなんですよ。
とすると、この世の人達は、みんな、そうなる可能性「大」なんですよ。
あなた(クライアント)のように、感じるというのが普通であって、他の人はどうなのかというと
「見て見ぬふりなのか」「気付かずにいる」だけなんですよ。・・・・・」
江原氏の口から、人間の「生きるという意味」の答えはきけなかったが、

別のクライアント 子供二人と真面目な旦那さんがいるにもかかわらず、テレクラにはまったり?
という若い奥さんのケース。子供の頃から自分がいると人に迷惑がかかるなどと言われたりしたために
自己否定で、すぐに投げやりになってしまう事を指摘、そこに一番の問題があるということをちゃんと彼女に
彼女自身の経験と照らし合わせて説明し、下記のようなアドバイスを施していた。

「あなたには、あなたを心底から心配しているすばらしい旦那さんとかけがえのない子供達がいますよ」と切り出し

一番、辛いのは 「愛される・愛されない」などという表面的なことよりも「必要とされない」ことなんですよ。
それが、人間として一番辛いことなんですよ。
必要とされていることが、一番大きな「愛」だということに気づいて生きなさい。
・・・ということで、全てが変わりますよ。

江原氏の番組ではないが、暴走族の若者達とのディスカッションの番組で元暴走族だったという、若い旦那さんが
「仕事が終わって、家へ帰ると、2人の子供達が、自分の所へ走って抱きつきに来てくれるんだ。すっげーうれしい
どんな嫌なことがあっても、こいつらの為に、明日も、がんばって仕事に行くんだ。」といったのを聞いて、暴走族の連中は
「まじっすか」を連発していた姿が私には深く強く印象的だった。

人間が生きる意義のひとつのヒントではあるが

江原氏も

元暴走族のこの若い旦那さんが言ったことも

マザーテレサが
誰からも愛されず、必要とされないという心の痛み
これこそが最もつらいこと
心の飢えなのです。
パンへの飢えがあるように
豊かな国にも、思いやりや愛情を求める激しい飢えがあります。
与えて下さい。あなたの心が痛むほどに・・・・・とおっしゃられたように
我々、人間が素直に生きていくための共に、まさに「共有できる真実」というものがあるんだなあと実感させられました.。

言葉での表現上、一字一句、正確ではないかもしれないことをお許し下さい。 04/06/04