01/11/18 朝のとある政治経済系の番組でのお話


日本人への提言「足を知る」
日本が世界第二位の経済大国になって、製造業でも強いと言われてきました。
我々、日本人の意識としましても、今後も、高いレベルを維持したいと思うのではないかと
思いますが、その為にはどうするかということを一生懸命考えるんですが、
私は、そうゆうふうにいつまでも強い日本というものを意識していますと、
いろんな問題がでてきますけれども、この辺で、ここまで成長した日本がこれ以上、
先進諸国の中でも、更に、更に経済成長を続けていって強さを維持するということが、
至難の業だろうと思いますので、ここまで来ましたので、
やはりもうぼつぼつ地球環境の問題のことを考えても、
地球上の資源の有限性ということも考えて、
「足るを知る」ということをもうそろそろ考えるべき時ではないかと。
そうすると今日まで来ただけでも、来たことに対して、それに感謝しながら、
世界平和のためにも、世界の隣国の人たちの為にも貢献してあげようというそういう気持ちになってくる。
そういう優しい心構えになってくるということが近隣諸国とつきあっていく上でもとても大事なこと。 
負けまい負けまいと今の地位から落ちるのが困ると思って、
「我執ガシュウ」といいますか「自分自身にとらわれてしまいますと」
非常にうまくいかないんじゃないかと思いますので仏教の教えであります
「足るを知る」という教えをもぼつぼつ意識する頃が来たのではないかと思うものですから・・・・・

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