恐怖の干物

食品添加物
「干物と食品添加物?」と首をひねる方も多いのではないでしょうか?しかし意外にも干物には食品添加物が使用されているのです。
では干物にはどのような食品添加物が使われているのかを見てみましょう。
  • エリソルビン酸(イソアスコルビン酸)
    • 干物などの魚介類や肉の加工品の変色・異臭発生防止
  • BHT(ジブチル・ヒドロキシ・トルエン)
    • 魚介乾製品、魚介塩漬、食用油脂、バター、などの酸化防止剤
  • ソルビン酸
    • 魚介乾製品、魚肉練製品、あん類、佃煮、味噌、醤油漬、味噌漬などの防腐剤、合成保存料
  • 過酸化水素
    • イカの燻製、水産練製品、カズノコなどの殺菌、漂白剤
これらの食品添加物は保存性を高めたり、味や香りを良くしたり、大量生産の過程では欠かせないものです。現在使用されている添加物は、食品衛生調査会という厚生大臣の諮問機関で検討され許可された物です。一応、今のところは危険と思われる事例が無い、と言うことです。

食品添加物の安全性
それでは上記の食品添加物の安全性を考えてみましょう
  • エリソルビン酸(イソアスコルビン酸)
    • ラットの実験では体重1キログラムに対して9.4グラムを餌に混ぜた場合48時間以内に半数が死亡
  • BHT(ジブチル・ヒドロキシ・トルエン)
    • 血清コレステロールレベルの上昇。ホルモン併用で発ガン性の疑い。遺伝子損傷性、変異原性※、染色体異常。ラットの実験で体重増加抑制、脱毛、また新生児に無眼症の例あり
  • ソルビン酸
    • 亜硝酸と反応し、発ガン物質に変わる。染色体異常を示す。
  • 過酸化水素
    • 粘膜のただれ。遺伝子損傷性、染色体異常を示す。ラットの実験で発ガン、一過性食中毒症状。

    • ※ 染色体切断やDNA修復能力が失われる症状
単体では危険は無いという食品添加物も、食べあわせや他の薬品の併用で危険性の疑われる物もあるようですね。

食品添加物として指定される要件
上記の食品添加物は厚生大臣が安全性と有効性を確認した上で以下の条件で認可したのもです。
  • 安全性が実証または確認されるもの
  • 使用により消費者に利点を与えるもの
    • 食品の製造、加工に必要不可欠なもの
    • 食品の栄養価を維持させるもの
    • 腐敗、変質、その他の化学変化などを防ぐもの
    • 食品を美化し、魅力を増すもの
    • その他、消費者に利点を与えるもの
  • 既に指定されているものと比較して、同等以上か別の効果を発揮するもの
  • 原則として化学分析等により、その添加を確認し得るもの
安全性はともかくとして、せっかくの干物も食品添加物で味付けや香り付け、酸化防止などされているのはあまり良い気分がしませんね。できれば無添加でおいしくいただきたいものです。

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食品添加物の危険度がわかる事典[B6判255p]\1,575

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