恐怖の干物

活性酸素とは
私たち人間が呼吸をして新陳代謝をしているときに、酸素の約2%が活性酸素になります。 活性酸素は、体外から進入してきた細菌やウィルスを取り除く殺菌の役目をしてくれる大事な物質です。
また、衣服や布団を殺菌する際にも活性酸素が有効に働きます。細菌やカビが紫外線に当たると、その体内に活性酸素が発生し、死滅してしまいます。
このようにとても強力で人間にとって有益な活性酸素も、増殖しすぎると大暴れして正常な細胞を傷つけ、脂質と結合して過酸化脂質となります。
この過酸化脂質が厄介もので、人体にさまざまな悪障害を与えるもととなるのです。

活性酸素の発生原因
活性酸素の主な発生原因は次の通りです。
  • 太陽光線(紫外線)、放射線、電磁波を受けたとき
  • ストレス
  • 食品添加物、植物油、薫製、干物、インスタントラーメンなどの過度の摂取
  • 喫煙、自動車の排気ガス、工場の排煙
  • 白血球等の自衛作用時
  • 激しいスポーツをしたとき
  • 薬物、ホルモン剤等の摂取時

活性酸素は万病のもと
活性酸素に起因する疾患例を見てみましょう
  • 血管系疾患
    • 動脈硬化、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞
  • 呼吸器疾患
    • 肺気腫、成人呼吸窮迫症候群、パラコート中毒
  • 脳神経疾患
    • 脳浮腫、外傷性てんかん、パーキンソン病
  • 消化器疾患
    • 胃粘膜障害、潰瘍性大腸炎、クローン病、薬物肝障害、急性膵炎
  • 血液系疾患
    • 異常ヘモグロビン症、薬物性貧血、播種性血管内凝固症候群   
  • そ  の  他
    • 癌、関節リウマチ、膠原病、ベーチェット病、川崎病など
活性酸素は時として健康な細胞をガン細胞に変えてしまう事があります。ガンは遺伝子の病気です。と言っても親から子へ遺伝するのではなく、遺伝子が傷ついて細胞が異常を起こす病気です。
遺伝子が傷つく主な原因の一つが活性酸素と言われています。

干物に潜む活性酸素
干物の製造法のひとつに「天日干し」という方法がありますが、これは読んで字の如く天日で干す、つまり直射日光で干し上げるものです。
おいしい干物を作るときに最も大切なのは温度。魚の動物性蛋白質は酵素の働きでアミノ酸に分解されますが、この酵素が一番元気に働くのが40℃前後なのです。
天日に干した場合の魚の表面温度は約40℃ですから、天日干しは理想的な干物の製造法と言えるでしょう。
しかし同時に紫外線に当てることによって活性酸素も増えてしまいます。したがって健康面を考えるなら屋内乾燥品のほうが安全と考えられます。とはいえ、人間はより多くの活性酸素を自ら作りだし、いろんな食品から摂取していますので、おいしい天日干しの干物を我慢したところで殆ど変化は無いでしょう。
では、どうすれば活性酸素の攻撃から身を守れば良いのでしょうか?

抗酸化生活術
活性酸素の攻撃から身を守るための抗酸化生活術をご紹介しましょう。
  • 直射日光に当たらない
    • 紫外線による体内の活性酸素は、シミ・ソバカス・皮膚癌の元
  • 食物繊維の多い豆類、海草類、キノコ類を積極的に摂る
  • 鉄分の摂りすぎに注意
    • 鉄分過剰は余分な活性酸素の発生の原因
  • インスタント食品は極力避ける
  • ストレスを溜めない
    • 人体がストレスを受けると白血球中の好中球が活性酸素を作る
  • 過激な運動は避ける
  • 積極的に緑黄色野菜を摂る
    • 抗酸化ビタミンA,C,Eが豊富
  • 禁煙
    • タバコ中の化学物質により大量の活性酸素を生産
オススメ読本
活性酸素から身を守る食卓[A5判143p]\1,417
活性酸素・フリーラジカルのすべて[A5判130p]\1,785
この健康食品に騙されるな!![A6判191p]\1,365

GO→HOME

Copyright© 2000-2006 北國屋 All rights reserved.

【スポンサー広告】肌機能を回復させたい人の無添加スキンケア石鹸