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Jake Shimabukuroを囲む会&Side Order Band+Jakeコンサート 2000年9月16日

ジェイクが神戸にやってくる!」と聞いては行かないわけにはなりませぬ。で、行って来ました、ジェイクを囲む会&Side Order Band+Jakeのコンサート。場所は神戸元町にあるロッコーマンの4階ホール。関レレの例会でも何回か使用させてもらったところ。

ホールへ入るとイスがぎっしり、ステージにはウッドベース・ギター・アンプなどが置かれています。(昨日も同じプログラムが組まれていたので)
しばらくするとウクレレを持ってジェイクが登場! ジーンズにTシャツ、オレンジのサングラス(度入りでしょう)といういでたちはごく普通のにいちゃんやな〜。三宮の街を歩いてたら顔知っててもわからんでしょう。

ジェイクのウクレレと言えば何かの本にも写真が載ってた、表板に削れあとがあるカマカを思い浮かべるけど、それとは違いました。同じくカマカの特注品で、ヘッドはクラシックギター風、指板には『JS』のインレイ入りのテナー。透明のピックガードも貼ってたなぁ、前のは貼ってなかったからあんなに削れていったんやろか?

まずはWorkShop。ま、技術的なことは
ぷよさんレポートが詳しく充実してるのでそちらを見ていただくとして(ぉぃぉぃ‥‥)それ以外のことを。

最初に皆さんのために、と言ってジェイクが1曲(って言ってもメドレーで数曲)弾いてくれます。ま〜凄いです。これほどウクレレを激しく人って見たこと無い。なんて言うたらええんかな?繊細かつダイナミック?こんな表現しか出来ない自分が情けない‥‥。

全部で10個ぐらいのテクニックを紹介してくれるんだけど、一つのテクニックを説明した後は模範演奏してくれます。各種エフェクターと共に繋いでるテープディレイを使って伴奏を録音、それに合わせてアドリブで演奏。これがまたよろしいね〜、カッコイイね〜、女性陣がメロメロになるのも分かるよ、うん、ホンマ。

色々教えてもらった中で特に興味があったのはロールとスウィープ。
ロールはいわゆるトレモロみたいなものだけど、普通人差し指だけ伸ばし、他の指は軽く握って弾きますよね?ジェイクの場合、他の指も伸ばして手をじゃんけんのパーの状態で弾いてました。ん〜これってなんか意味があるのだろうか?プロだから派手に見えるように手を開いてるのかな?

最後は質問タイム。
「爪はどれくらい伸ばしてるのか?また手入れは?」と言う質問に対して、ジェイクは親指だけ少しのばしてました。他の指は普通の長さ。
手入れは爪磨きで爪の側面を磨くそうで実際に爪磨きを出してきてやって見せてくれました。
ステージ前には引っかかりを無くすよう特に丹念にするそうです。

「速弾き(ダブル・ピッキング)の練習方法は?」に対しては、親指をがちがちに力を入れず、リラックスさせて弾くこと。そして、只々速く弾こうとせず「んたたた、んたたた」とアクセントをつけて弾くことが大事だそう。

気がつけば始まってから二時間近く。ユーモア混じりの("ベンディング"テクニックには自分の体を左右に曲げ「ベンディ〜ング」、"スウィープ"にはレレレのおじさんみたいに掃除の真似、とお茶目な一面も)WorkShopもあっという間に終わりになり、いよいよコンサートっ!!

まずはSide Order Bandの演奏から。メンバーはウッドベースのクリス・カマカ氏、12弦ギターのかわいいおっちゃん(名前失念)、ウクレレのトレンティーノさん、ギターのごついおっちゃん(名前失念)という構成。

ハワイアンの曲名は分からないけど聞いていて気持ち良い演奏、自然と体も揺れてくる〜。これは後ろで立ってて正解だったな〜。よく見えるし、リズムにものれるし。

で、この間ジェイクは何としてるかって言うと、ドアボーイ。(笑)
フラの女性の入退場をエスコートしたりしてました。ほんま気さくな普通の兄ちゃんですな。

1時間ほど後、ジェイクも加わり『ブルー・ハワイ』を演奏。かっこいい間奏ソロを聴かせてくれます。
『ブルー・ハワイ』の後、Side Order Bandは一旦退場しジェイクのソロ演奏へ!!
『さくらさくら』(ジェイクお得意の下からのロールストロークがカッコイイ!!)に始まって『(THEY LONG TO BE)CLOSE TO YOU』、エフェクターを聞かせた幻想的な曲と凄い演奏の数々。

圧巻は最後の『STARS AND STRIPES FOREVER(アメリカ国家)』から『STARS AND STRIPES FOREVER(こちらはLegends of UKULELEにも収録されてるジャカソロの曲ね)』へのメドレー!!
『STARS AND STRIPES FOREVER(アメリカ国家)』を演奏するジェイクに会場からは自然とお客さんがハミングで歌います。なんかええなぁ、こういうの。会場の皆が一体になった感じ。

これで終わりかと思えばSide Order Bandのメンバーが加わりまだまだ続く!!
面白かったのは演奏の途中、ジェイクの間奏ソロが終わったと思えばごついおっちゃんのギターとジェイクのウクレレを交換して、ごついおっちゃんがウクレレソロ。それを見てたかわいいおっちゃんは隣のトレンティーノさんのウクレレと自分のギターを交換して更にウクレレソロ、なんてのがありやした。ウッドベースとウクレレ交換してカマカのおっちゃんまでウクレレ弾くのかと思ったぞ。(残念ながらそれはなし)

あと、ごついおっちゃんのギターの弦が切れたとき、ジェイクが後ろを向いてゴソゴソしてるなと思ったらニッパーを出してきて、垂れ下がってる弦をチョキン!なんて事もありました。なんかホンマお茶目やね、ジェイク君。

さて、ま〜だ今日はこれだけでは終わりません。
コンサートの後は出演者と共に打ち上げへっ!!
ジェイクは関レレメンバーのテーブルについてくれます、うっひゃ〜間近でジェイクの演奏を見るチャ〜ンス!!

ジェイクの向かいの席、先日のFUN FUN FUN UKULELE!!でも凄い演奏を聴かせてくれた"京都のジェイク"ことイドウさんはジェイクの前で『Bye Medley(ウクレレスタイリングス1収録)』や『Happy 'Ukulele』を演奏。素晴らしい演奏にジェイクも思わず「He is my teacher!!(笑)」

同じく『Happy 'Ukulele』をコピーしてるぷよさんは譜面を持ってジェイクの隣へ。真剣に譜面を見るジェイク‥‥と、ウクレレを手に取ったかと思えば‥‥ぉぉぉおおおおおおっ!! 本人自ら教えてくれるらしいっ!! すっげ〜〜〜っ!!

その後、トレンティーノさんとも少し話す機会があって(っつうか、わたしゃ他の方が話してるのを聞くしかできないのだが)話を伺ったところ、トレンティーノさんは仕事がPostman。で、爪を伸ばすと仕事上差し支えるって事で、付け爪をしてました。多分接着剤か何かで張り付けてるのでしょう。

で、あっという間に時間は過ぎ、打ち上げも終了。皆に教えるばっかりでほとんど食べれなかったジェイクにはホント申し訳なかったけど、めちゃくちゃ楽しい時間でしたわ、ほんま。
今回の来日はロッコーマンがカマカのウクレレを取り扱うということになり、その記念にって事で行われたらしい。確かに虎目バリバリのカマカが沢山並んでたなぁ‥‥。

「今度また飲みに行きまひょジェイク。はまち食いに連れてったるで〜!!」(って英語しゃべれないし、ジェイクこれ見てないって!)