「自衛隊は軍隊であるべき」

 戰後からの種々の問題で早急に改善せねば成らぬのは、憲法九条である。
条文の何処を如何に解釋すれば自衛隊が合憲に成るのか、何方か博識の論客に説明
して欲しい。直ちに違憲として処断すると数々の大問題に發展する故、違憲である
が存在は合法と云う御得意の「違憲合法」状態である。更に言えば「自衛隊は軍隊
にアラズ」との理論は滑稽を通り越して、小中学校のホームルームでの会話であろ
うか。

 我が国の軍備に神經を尖らす各国に、軍隊は存在しないのだろうか?数十年前に
盛んだった、自衛隊の軍装を解いて国土建設隊にせよとか、災害救助隊にせよとの
妄言、未だに生きているのだろうか。國連の治安維持活動に参加する前に、小銃は
不味いから短銃にせよ。その短銃も指揮官の命無くしては使うなとか、警告を発し
てから使用するべきとか、本當に低次元な発言が相次いだ。戦争の本質を考えず、
外国の顔色ばかりを伺っていると斯様な思考が蔓延する。