*燕趙園訪問記*

2004年7月


 鳥取県の中部にある東郷湖は、湖岸に東郷温泉・羽合温泉を擁する観光スポットです。なお、東郷湖を囲んでいた東郷町と羽合町、それに泊村は2004年10月に合併して湯梨浜町になっています。
 その東郷湖の南側、旧東郷町の湖岸にあるのが中国庭園を中心にした中華スポット・燕趙園です。
 羽衣石城に向かう途中でかなり豪華な様子が見て取れたので、羽衣石城に登った後、ちょっと見に来てみました。

 燕趙園で有料の範囲は、上の案内板で左上の庭園の部分(夕方だったのでもう閉まってました)で、他の部分は自由に散策出来ます。
 他のエリアは大まかに、左下の部分が公園状の広場や散策路で、右下の部分に中華レストランや売店?が有るようです。


<金山嶺橋>

 この金山嶺橋は、燕趙園の中央を貫く車道を跨ぐ、要するにものすごく立派な歩道橋です。バリアフリーも完璧?で橋の両側にはエレベータも付いています。
 しかし、歩道橋が最も目立つ構造物だ、というのは少し間違っているような気もしますが。


<金山嶺橋から燕趙園を見下ろす>

 金山嶺橋から有料部分の燕趙園を見下ろすと、なかなか良さそうな雰囲気です。
 話は変わりますが、中国というと横山光輝の水滸伝・三国志から興味を持たれた方も多いと思いますが、その漫画の中に描かれていた街並み・風景にこの燕趙園はとても近いように感じました。
 中国に詳しい訳では全く無いので、たまたま私が知っているのがそれだっただけの話ですが。


<パンダの顔出し>

 公園エリアには、石で造られたパンダが数頭居たのですが、その中に1つ顔出しパンダが居ました。
 石造の顔出しというのも、珍しいような。
 パンダの後ろに壁のように見えているのが、万里の長城です。


<これが万里の長城>

 ところで、この燕趙園の存在を知ったのが、万里の長城のレプリカを探した時だったので、これが今回の主目的と言えなくも無いのですが、(歩道の)高さが1m程度、幅が2m程度、長さが100m無さそう、という規模もさることながら、ブロックが整いすぎていて全然おもしろくない造形にがっかりしてしまいました。
 中国風の街並みにもちっともマッチしてません。これが横山光輝風の城壁だったら良かったのに・・・

 まあ、ここにこれを見に来る人は他には居ないでしょうけど・・・

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