*現存天守その1*


弘前城天守(青森県弘前市)
弘前城には当初五層の天守が存在しましたが、落雷により焼失。
現在見られる三層の天守は1810年に再建されたもので、当時は御三階櫓と呼んでいました。

本丸の外側と内側で全く違う外観をしているのが特徴です。

丸岡城天守(福井県丸岡町)
丸岡城天守は現存する最古の天守と言われています。
正確な建築年は不明ですが、柴田勝家の甥の柴田勝豊が1576年か1577年に築いたものと言われています。

昭和23年の福井地震で倒壊しましたが、古材をもって復元されました。その為、現存天守では無く復元では?というイチャモンを付けられる場合が有るようです。

松本城天守(長野県松本市)
松本城天守は1597年頃の築かれました。
丸岡城天守の建設時期にも異論があり、確実な証拠の残るモノでは最古の現存天守という説も有ります。

最上階の五層は本来高覧を巡らす予定が変更(あるいは改装された)になったため、妙に頭でっかちな印象を受けます。

犬山城天守(愛知県犬山市)
現在唯一の個人所有の現存天守です。
以前は「金山越え」の伝承から最古の現存天守と言われてましたが、解体修理の結果から天守の移築は否定され、最古の座は丸岡城へ。
では、何時建てられたかというと1600年以降で、正確には判っていないようです。

なお、木曽川を見下ろす天守からの眺望は素晴らしいのですが、高覧が低くて高所恐怖症には辛いものがあります。

あと、日本中にそっくりさんが有ります。真似し易いのでしょうか?

−参考図書:名城の天守総覧(学研)−


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