極悪、クレリック法

タクティクスオウガには、ネクロリンカ法、スナップ剣という、反則的なドーピング技があるわけですが、
どちらも死者の宮殿に行って、『リーンカーネイト』や『スナップドラゴン』を入手しないと実行できません。
つまり、その実行は物語の後半である第4章ということになります。
 
しかしながら、もう1つのドーピング技である「クレリック法」は、第1章から実行できます。
そういう意味では、この技が最も極悪と言えるかもしれません。^^;
ちなみに「クレリック法」という呼び名は、古いオウガファンの間で、使われていた呼び名です。
なぜ、そう呼ばれるのかは、以下の説明をご覧になれば分かると思います。
 
 
●クレリック法の手順
 
 1.実行タイミングは、第1章のクリザローの町をクリアした後になることが多いと思います。
    この技を行うには、回復魔法『ヒーリング』が2つ必要になります。
    最初からカチュアが持っている1つと、クリザローの町・クリア後に仲間にできる
    プレザンス(またはフェリシア)が持っている1つがあれば実行できます。
    それ以前でも、埋もれた財宝で見つけていれば実行可能です。
 
 2.ヒーリングを使うということは、それを使えるキャラも必要です。
    この段階では、クレリックかエクソシストということになりますね。
    その意味でも、クリザローの町・クリア後がピッタリです。
    プレザンスは最初からエクソシストですし、同時に仲間になるアーチャーのサラならば、
    初期レベルが高いので、クレリックになるのも簡単です。
    もちろん、他のキャラがクラスチェンジ可能になっていれば、そのキャラでも結構です。
 
 3.この技の実行は、トレーニング・モードで行います。
    なので、ヒーリングを装備していても、トレーニングに投入できないカチュアではダメです。
    ということで、カチュアからヒーリングを取り上げて、サラに装備し直しましょう。
    プレザンス、サラ共に、剣や杖などの攻撃用装備品は外しておきます。
    盾や防具類はそのまま装備していてもOK。(理由は後述します)
 
 4.トレーニング開始。
    プレザンスvsサラのタイマン勝負です。^^;
    通常のトレーニングでは、赤・青チーム共に、プレイヤーが操作することが多いと思います。
    しかし、この技は、COM vs COM に切り替えて実行します。
 
 5.プレザンスとサラが殴り合いを始めました。
    そして、ある程度までダメージがたまると、お互いにヒーリングを唱えて、
    自分のHPを元に戻そうとします。 元に戻ったら、また相手を殴りに行きます。
    そうこうしているうちに、レベルアップ!
    そうです、こうやって自動レベルアップをさせるわけです。
 
    ※どちらのキャラも最初の数ターン内で、呪文を詠唱するメッセージが出ると思います。
      これが出ると、そこで一時停止のようになってしまうので、すぐに消してしまいましょう。
      2度以上は出ないはずなので、後は自動的にトレーニングが続きます。
 
 6.そのまま一晩ぐらい、勝手にやらせておきましょう。
    もちろん、ずっと見ていてもいいのですが、何せ殴り合いと回復魔法によるレベルアップ。
    ちまちま、ちまちまと上がって行きますので、退屈になります。
 
    ※攻撃用の装備品を取り外したのは、ちまちまレベルアップさせるためです。
      下手に装備させていると、ヒーリングを唱えるギリギリの残りHPの時に、
      間違って(?)相手を倒してしまうかもしれませんので。
 
 7.翌日、どうなったか見てみると、おおっ! どっちもレベルが50に!
    ここでボタンを押して、トレーニングを終了させれば、ひとまず技の完成です。
 
 
「ひとまず」と書いたのは、レベル50のこの2人だけでも、ゲーム攻略が可能だからです。
死者の宮殿のように、上限レベル設定が50のところはともかく、他のステージでは、
圧倒的にレベルに差があるため、サクサクと進むことができるでしょう。
「物語のあらすじだけを追って行きたいんだ!」という人には最適です。
 
「他のキャラもレベルアップさせたいんだ!」という人は、トレーニングで、この2人を的にして、
投石をしていけば、あっという間にレベルアップします。
しかしながら、レベル50 vs レベル5とかでは、背後から投石しても、
ほとんど避けられてしまうほど、実力の差がありますので、そのままトレーニングしたのでは大変です。
 
幸いにもクリザローの町で、モルドバを倒すことで、麻痺呪文『スタンスローター』を入手しています。
それを使って、この2人を動けなくすればいいわけです。
もちろん、レベル5のキャラが、スタンスローターを使っても、ほとんど効き目がありません。
なので、サラをウィッチにして、スタンスローターで自分自身を麻痺させればOKです。

 
 
 
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