マックって遅いの?

最近snowdogはマック誌をみることが多いのですが、まあマシと思ってる雑誌にAT系に比べて うんぬんの文章があったので、ついG4ネタです。
最近の技術の進歩は目をみはるものがありますねー。400MHzなんかでG4が動いているん ですから本当に驚いてしまいます。いやーAT系の1GHzには.....。

GHz?

ちょっと待って下さい。ギガヘルツですか?うーむ。これは大変なことだ。どのようにして このような技術が開発されてしまったんでしょう?マイクロチップといえども物理法則に支配 されますから、光の速度は一定ですよねー。うーむそこであのセンチ単位の回路の中を 「ぎがへるつ」ですか。こりゃ大変だ!なんで大変かというと理論値の限界は500MHz程度で 恐らく400MHz程度がいいところだろうと言われてます。どんなにがんばってみても電子が動く ことで回路は動作するんですから、つまり光の速度が限界があるように電子の動きにも限界が あるわけです。では、このようなオーバーテクノロジーはどのようにして開発されたんでしょう か?だって光の速度をこえてるんすよ。タイムマシンも恒星間移動も可能になってしまいま す。とすると
  • ネコ型のロボットをつれた眼鏡をかけた日本人が入手した。
  • 耳の尖った風体の科学者を含むアメリカ人らしい集団がもたらした。
  • アインシュタインに似た風ぼうの科学者の自家用車を研究することで入手できた。
  • ライトパ◯ーソン基地の灰色の小人から提供をうけた。
  • 火星にやってきたアンドロメダ星雲の宇宙船が携えて来た。
    とまあ、以上のような可能性が考えられますが、最後の一つは冥王星から隕石が多量に飛んで きていないみたいなので、除外できるでしょう。あ、snowdogより年上の人はシ◯ドーの スト◯イカー司令の可能性もあげるかもしれませんねー。(まあ年代的には問題ないはず)。 これらの可能性ではないとすると、メーカーが嘘をついているとゆーのか!ということでは なく、100MHzペンティアムと1GHzペンティアムは同じように論じることはできない、 ということでしょう。ですから、恐らく200MHzのもの と1GHzのもの(恐らく500MHz附近もクサイ)はまったく違う概念でクロックを数えてるんで しょう。素人な上、勉強不足なんであまりたいしたことは想像できませんが、チップ全体の 同期周期を細かいとこで分けて正確さを増したといったとこでしょうか。まあ自分で使った ことがあるわけではないので、自信をもって言えるわけじゃありませんが、100MHzと1GHzの あいだに10倍の性能差があるわけじゃないはずです。ですから、400MHzのG3やG4とGHzの AT系が倍の性能差がある訳じゃないでしょう。セールストークとはそうしたものです。まあ 上で述べたようなことや、60年くらい前に流行ったマークを付けた金髪碧眼の科学者の存在 に注意をはらうべきかもしれませんが、snowdog個人としてはハヤ◯ワ文庫でそのようなことは 追究するべきで、パソコン誌で追究するのはいかがなものか、と考えてます。むしろ、 最近のマックはマザーボードクロックがAT系と同じ100MHzになり、AGPバス経由で画像が送られ ているので、性能差はなくなってきたと考えるべきように思います。単純に考えれば計算 能力ではG4がぶっちぎれるハズです。CPUが100MHzと1GHzの間の 性能差は評価するのが非常に困難ですが、マザーボードクロックが33MHzと100MHzとは 明らかに100MHzが高性能ですから。それにG3と603evが同じクロックで動いた場合のこと を考えてみるべきでしょう。G4とペ◯ティアムは全く違うもですから同列には評価できないと 思います。むしろア◯ファに手が届いてきたことを評価するほうが建設的かもしれません。
    しかし、マックで、例えば同じフォト◯ョップを使っても使用感が遅いように感じます よね。それは前に書いたようにMac OSのタスク管理がプア(というか80年代)な為です。 MS-◯indows3.1 を使った方なら実感できますが、実際のとこMac OSはあれと同じなんで、パワーを必要とする プログラムを動かすとそれ以外のタスクの反応性が極端に落ちてしまうんです。LinuxやW95 と同じ操作感で動かそうとするなら10倍程度速くないと無理でしょうね。ですから、iMacなん かは物凄く性能は高いんですね。また画面の更新速度の遅さが槍玉にあげられることが多いよう ですけど、これも印刷物と画面との差をできるだけ小さくする為にトレードした部分なので、 同じように動けば、AT系よりも速いと思っても良いでしょう。

    じゃあG4はどのようなものか snowdog的に考えてみましょう。 デュアルG4やG4 Cubeに関するsnowdogの意見は前に述べてしまったので、G4単体について考えて みます。
    G4といえばベクトルプロセッサですね。なんか違う表現がされてる点が気になるのですが、 ここはベクトルプロセッサとします。アップルがG4の入ったマックをスーパーコンピュータと 言ってますが、これはどうも正しいみたいです。とゆーのはコンピュータに詳しいsnowdogの 友人がいうにはベクトルプロセッサを使用したコンピュータのことをスパコンというのだそう で、アップルの意見は間違いではありません。ただ、まあアップルは何も言ってないみたいで すが、ベクトルプロセッサを持ったパソコンがG4シリーズが初めてではありません。大昔に 某NE◯の国民機用にイギリスのメーカーが販売していたベクトルプロセッサの計算エンジン なんてものもありました。要するに膨大な計算の為の仕組みなんです。じゃあマックの場合は どうかと考えるとマックで最もパワーが必要とされるフォ◯ショップなんかはまさにうってつけ で、遺憾なくそのパワーを発揮してくれると思います。ループの多い計算などには向いてます が、例えばネットワーク端末としてiMacのように使うのはネット系などの足周りのほうが影響 力大でしょう。ですから、一般のユーザーにはあまり関係ないかも。普通に使う場合は むしろ足周り強化にお金をかけたほうがいいでしょう。まあ普通の使用がレイトレーシングだ と言われてしまえば、ぜひG4化をと言うしかないですけどね。極端な話をすれば、PCIのボード にG4をのっけて、何かアクセス用のプログラムを加えて計算エンジンとして使用しても十分に 実用になハズです。じゃあアップルがなぜG4を出したかといえば、以前にも書いた様にマイクロ カーネルのMac OS Xの為でしょう。つまりマルチプロセッサの為にOSを切り替えたいのでしょう。ただ、モダンなOSに切り替えるべきなのはむしろ90年代中盤で、本来ならば、Mac OS 8か 8.5で切り替わっているべきですから、なんかヘンな感じがします。(まあ当時アップル は厳しかったのでしょうがないのかもしれませんが、批判されるのは当然でしょう。) デュアルプロッセッサに関してなんですが、9月に行われたマックのプロモーションでシン グルG4で100秒かかった作業をデュアルG4では60秒くらいだったのを批判するような記事が ある雑誌に乗ってましたが、デュアルプロセッサで実行時間が半分にならないのはむしろ 当たり前で、なんでもオーバーヘッドを考えると50%ましくらいつまり75秒くらいで終われ ば大健闘といえるらしいです。snowdogはシングルプロセッサで100秒で終わったところを 評価すべきかもと思ってます。良い事づくめのG4ですが、問題があるとしたら恐らくG3が 存在することではないでしょうか。つまり、あまりにもG3とG4が違う可能性が高いかもしれ ません。特に数値計算を行う部分が本質的に異なってます。PowerPCと68040くらい違うかも しれません。G4シリーズを批判するような雰囲気があるように思いますが、snowdogはむしろ マルチプロセッサでシステムを組めない

    G3のシリーズを出したことが問題だったのでは ないか

    と思います。プロセッサの性格もマックよりAT互換機のような 使われ方が向いてる気がします。だからiMacなんでしょうが、TowerはG3で作っちゃったのは 失敗だったのではないでしょうか。604でマルチ(4以上)や出さないなんてのが多分正解 だったかもしれません。死んだ子の歳を数えるようですが、604ベースでバックサイドメモリ をいれる、G3化をするというのが多分ベストでしょうね。 まあ上で述べた様に計算エンジンを組み込むことは昔からある技術なので問題 はないかもしれません。(多分あると思うけどマックユーザーは乗り越えていっちゃう可能性 が高いのでいいんでしょう)。まあ予想されるのはG3はMac OS 9以下を使い、 Mac OS XはG4以降を使うのが安全だろうことは想像されるように思いませんか。