SF


いやー、なんか長いこと更新をさぼっちゃいました。スランプ 説とかネタ切れ説、あげく死亡説までささやかれちゃいました(^o^)。色々私事が あったのが最大の理由なんですが、ネタ切れも真相に近いですね。特にマック関係 は最悪とゆーか、トサカに来るネタばっかりで、サブノートくらい発表してくれれ ば未来予想なんかもできるんですけど、あれじゃーねー。ただのコキオロシになっ ちゃいますからsnowdogとしてもいいネタとは言えないとゆーか、書いてて空しく なっちゃいます。あと、最近マックばっかりでsnowdogが食傷気味とゆーのも事実 だったりします。まあ、そんなこんなで、なかなか更新出来なかったとゆー訳で す。カシ◯ート近郊で辻強盗になっていたとゆーのは気のせいです。決してソード オブカシナー◯を探していたとか、スライムの首を切断していたとゆーよーな事実 はありませんってば。だから気のせいですって(^o^)。まあ、そーゆーことで、ちょ っとマックとコンピュータ以外もやろうかなーと考えていたりします。以前も映画 のお話をしたのですが、どうも辛辣とお感じになられた方もいたりしたので二の足 を踏んでいたのですが、気にしないとゆーことで。(^o^)。
そーゆー訳でとゆーか、今回のお題はSFです。なんでいきなりSFかとゆーと、 最近、面白い作品が結構ありますよね。それにスター◯レックのパロディー映画も 出てきましたし、SFが目に止まることも多いように思います。snowdogはスター◯ レックはカー◯艦長とス◯ック科学士官が出てないと悲しいようにも思えますが、 新しいボイジャ◯も結構気に入っていて、スター◯レックらしいリベラルさが出て て、なかなか面白いと思います。特にジョンウェ◯ン艦長はなかなか良いとゆーか、 セブンオブナ◯ンとのからみなんかも楽しめますねー。この艦長を見て思い出すの が、コーデリア大佐でしょう。コーデリア大佐と聞いて(?_?)とゆー方は多いのか な?ご存じの方にはいうまでもないことですが、マイルズ提督シリーズのマイルズ 提督の母親の元ベータ星調査船艦長です。そーいやーボ◯ジャーも科学調査船でし たね。初代のエンタープライズは巡洋艦だったよーに記憶しています。もっとも、 一番始めのテレビシリーズの日本語の題が「宇宙大作戦・宇宙空母エンタープライ ズ」とゆーふーにありましたから、実際のところはどうなんでしょうか?アメリカ さんは命名基準は日本とは違いますけど、やっぱりエンタープライズって名前がつ いたら空母ですよねー。そーいやー宇宙家族カー◯ビンソンとゆーのもあるやうな 気が....。さて、話を元にもどして、マイルズ提督シリーズですが、これはかなり お進めですよ。チビなマイルズが口八丁で宇宙をまたにかけて活躍するとゆーのが お話なんですが、ユーモアに溢れる内容でクスリと笑わせる語り口が軽快です。個 人的には中でも「無限の境界」が一押しです。短編集なんですが、一読をお進めし ます。創元SF文庫からでてます。最近一番はまっているシリーズです。ただ、創元 SF文庫なんで、入手しにくいとゆーか、かなり大きい本屋さんに行かないと置いて いなかったりするのが問題ですか。最近は早川より元気があるようにも思えるので すが、如何でしょう。
ユーモア溢れるSFだと、早川からでている「星界の紋章」も忘れるわけにはい きませんね。こっちもスペオペとゆー味付けですが、設定などが結構まじめに考え られてる部分もあって、割とその部分も楽しめますし、雰囲気を盛り上げる技とし て、日本ならではのルビの利用も技ありです。(裏技かもしれません(^o^))色々 な単語がアーヴ語でルビが振ってあって、翻訳物を読む時の雰囲気とゆーか、異国 情緒(?)を盛り上げてくれます。snowdogはSFの場合、あまり日本人の作品を評価 してないのですが、この作品はお進めです。日本人でも、面白い作品が書けるんで すねー。「銀河乞食軍団」とゆー傑作も日本人の手で書かれてますけど、続編が全 然見かけないんで、何やっとるかとゆーことで無視しちゃいましょう(^o^)。「星界 の紋章」は面白いのですが、続編の「星界の戦旗」のほーは、軽快さがかけてるよ ーにも思えるので、この先、期待できるかどーかはちょっと不安です。大抵の場合、 続編、特に2作目は出来が悪い場合が普通ですから3作目を期待しましょう。ただ、 なんか「星界の紋章」はアニメ化されちゃったみたいで、そーするとお先は暗いか もしれませんねー。どーしてだか分かりませんが、マンガでも小説でも映画やアニ メになっちゃうと、作家さんが良い作品を作れなくなっちゃうよーに思えるとゆー か、それを期に駄作が増えちゃうよーに思えます。忙しすぎたり、なんやかんやあ るんでしょうが、どーなってるのか、ちょっと心配にも思えます。
名作を書いちゃうと、その後結構苦労しちゃうとゆーか、どーも期待を裏切ら れることが多くて、読む側としては困ることが多いのですが、J・P・ホーガン氏 はそんなこととは無縁なよーで、面白い作品が出てますねー。いうまでもなく「星 を継ぐ者」なんて傑作を書いてますが、その後も面白い作品を書いています。残念 ながらDECはコンパックに吸収されちゃいましたから、「星を継ぐ者」にあった未来 のDECは不可能になっちゃいましたけど、ホーガン氏の新作が代わりにあるとゆー ことで我慢しましょう。とゆーことでお進めは「ミクロ・パーク」です。創元SF文 庫から出ています。SFだとナノマシンが中心に語られることが多いのですが、こち らは名前の通りマイクロマシンを扱ったものです。お話はマイクロマシン製造を目 論むベンチャー企業の社長の息子が、そのゴタゴタに巻き込まれてといった具合で、 痛快とゆーか、とっても楽しめます。ホーガン氏は他にもバーチャルリアリティを 扱った作品も出てますが、作品の面白さだとsnowdogはこっちの方が上だと思って います。単に好みの問題ですけど、面白いですよ。
ナノマシンとゆーと、色々取り上げられてますが、snowdog的には「ブラッド ミュージック」を面白い作品として挙げちゃいます。これがナノマシンかい!と 起こられちゃうかもしれませんが、まあ、現存するナノマシンとして酵素がある ことですし、細胞だってマシンでしょ?RNAポリメラーゼなんて、そのまんま チューリングマシンですから問題ないとゆーことで。チューリングマシンは実在 しますよ(^o^)。「ブラッドミュージック」は早川からでてて、ベア氏の作品は 他にも一連のシリーズで出ています。「女王天使」なんかはお進めですねー。ただ、 なんとゆーか、ベア氏の作品は暗目の世界観なんで、そーゆーのはちょっととゆー 場合は避けたほうがいいかもしれません。けど、ぶっ飛んだラストがあったりする ことも多いので、SF的な楽しみを求めるなら面白い作品が多いと思います。「火星 転移」なんかも面白いですよ。
snowdogが読むSFとしては一般的に仮想戦記ものと呼ばれているものもあるん ですが、こっちはお進めの作家がとっても少ないんで、ちょっと困りますねー。な んか利根に腕のいい修理工を載せればOKとゆーよーなノリが多くて頭痛がするよー な作品ばっかりです。ヴァルタータービンを搭載させて潜水艦の航洋力を下げた挙 句、爆沈を目論んだりねー。ヴァルタータービンが使えるよーな工業力があったら 戦争なんておきてないって(^o^)。まーそーゆー訳でお進め出来る作品はあんまり ないんですが、挙げるとしたら、佐藤大輔氏の「征途」と「レッドサンブラッククロ ス」シリーズの「レッドサンブラッククロス密書」かなー。「征途」の方はレイテ 突入が成功しちゃって、ソ連とアメリカによって分断国家になっちゃった日本とゆ ーものです。レッドサンの方は日露戦争で陸軍が負けちゃった後の世界を描いてい るのですが、「密書」の中のノストラダムスなんかは爆笑ものです。ただ、199 9年以降に読むと楽しさが半減しちゃうかなー。お笑いとしては林譲治氏の「空母 蒼龍ソロモン迎撃作戦」も外せないでしょう。彼の作品は一つ一つは、まあ、納得 いくけど、まとまるとアレ?といった所に持っていっちゃう点が素晴しく、SFの王 道とゆーかで楽しませてくれます。もう一つ挙げるとしたら、谷甲州氏の「覇者の 戦塵」シリーズでしょうか。これは日本が満州占領中に大慶油田がみつかっちゃった とゆーものです。このシリーズは最初、どーやったら2次大戦が避けられるかなー とゆー視点で進められたのですが、残念ながら、戦争は始まっちゃいました。この シリーズは視点とかも面白いのでお進めです。この手の大戦ものは、世間受けは 良くないですねー。でも戦争を望まないなら、そのあたりも知らないといけないん じゃーないかなーと思っています。改憲論なんかも出てますが、うーん、頭悪いん じゃないかなーとゆー議論が多いんで、どーかなーとも思えませんか。改憲論を出し てるのが、例えば例のロケット騒動のときに偵察衛星が必要だといった方々だったり しますが、偵察した後、いったいどーするつもりなのか考えてなさそーですし、護憲 の方はとゆーと、変わらないから正しいんだとゆー宗教的な印象を受けますし、両方 の立場とも、もう少し建設的にして欲しいなーと思ってます。まあ、そーゆー点から も、ちょっと考えるヒントになるかもしれません。もっとも、2002年のワー ルドカップが日韓じゃなくて韓日になったと驚いているよーじゃー、無理かもしれ ませんが。(^o^)

snowdog 2001 2/12