アイコン
マックが世間に与えた影響って、なんでしょう?snowdogはあの
「1984」から刺激をうけて書かれたといわれる「ニュー◯マンサー」を第一に
挙げちゃいますが、皆さんはいかかでしょうか。マウスとアイコンで構成されるG
UIを挙げる人も多いでしょう。そう、ゼ◯ックスの研究所の成果の一つとして実現
したマウスとアイコンなどの組み合わせで構成されたコンセプトをパチってきて、
世間をあっと言わせたアレです。snowdogはお値段にあっといいましたけど(^o^)。
このインターフェイスでは、ヒトが操作する装置として主にマウスが使われて
ます。一般常識からすると、ポルシェ博士が開発した舗装道路用のトラクターとし
て、連合軍の勝利に貢献したアレを想像してしまいがちですが、それではありませ
ん。しかし、実用的に使用する為に強大な(CPU)パワーが必要だったことは同
じかもしれませんね。何を考えたのか、アッ◯ル社はモトロ◯ラの68000でGUIを
作ってしまいました。snowdogはplusは持ってませんが、classicを持っているので、そ
の当時の雰囲気を味わうことができます。「高級な道具を使うのには、ユーザーの
高い能力が必要とされる」というのが正直な感想です。この場合、忍耐力と寛容さ
が必要とされます。残念ながら、snowdogはこの2つの能力が人より劣っているよ
うで、この機械を使いこなすことは出来ませんでした。あまりユーザーに多くを求
めてはいけないと考えたのか、その後、改良が加えられ、68030の使用などで実用
的に使用することができるようになりました。ともかくもGUIとゆーものが世間
に知れ渡ったのです。マックのベテランユーザーはマウスを使わないとゆー現実は
ともかく、マウスの操作によって作業が行なえる訳です。アッ◯ル社製のマウスは
ボタンが1つで、昔のPCは2つでした。んで、最近はマック以外はボタンが3つ
です。パーツ屋さんとかパソコンショップに入ってマウスを見る度に、家庭用ゲー
ム機のパッドのボタン数が増えたようにマウスのボタンも増加するのかなって思い
ます。そのうち連射ボタンとか十字ボタンが取り入れられる日も近いでしょう(^o^)。
ソニ◯さんがプレス◯2で実現するかもしれません。しかし、今の所、その傾向はキ
ーボードでみられ、ファンクションキーなど、ボタンがドンドン増えてます。特に
マックの場合は、マウスのボタンを1個とした操作性の簡便さを売り物にしている
ようですが、アップル純正キーボードのキー数は爆発的に増加してますから、チグ
ハグで笑えます(^o^)。
snowdogはファンクションキーや多数ボタンのマウスがあまり好きではないので、
新しいマックはちょっと好みにあいません。Linuxユーザーなのに、多数ボタンマウ
スが嫌いとゆーのは変じゃないかと言われても、嫌いなものは嫌いです。それに、マ
ウスのボタンが1つでもUNIX系の場合、簡単にカスタムできるので、実際のトコ、全
然問題なかったりします。マウスを使わなくても作業できるとゆー理由で、FVWMが流
行った時もありました。
マックの場合、クリックとダブルクリックで、使用者の意図を機械に伝えます。
「ボタン押し1回」とか「ボタン2連射」とゆーふーには表現しません。カタカナ
だとハイカラ(^o^)な雰囲気が出るからなのでしょーか、舶来品というイメージを重視
しているのかもしれません。例えばフロッピードライブなどが日本製で2回関税が掛
かってるなどと言ってはいけません。このようなカタカナの多用は、snowdogにはお
役人さんの韜晦の手段として最近、流行ってるよーに思えてなりません。しかし、
ずっと以前では、男性が書いた書類や公文書はカタカナで書かれていたので、伝統を
重んじた結果なのでしょう(^o^)。それはともかくとして、漢字トーク以来、OSや
プログラムは日本語に対応しています。敬語をしらない、尊大な態度をとるプログラム
などもありましたが、若者にはありがちなことですから、寛大に対処するのが、大人と
ゆーものです。ともかくも、日本語でお返事できる訳です。しかし、残念なことに、
マニュアルが日本語対応してないことは多いように感じます。確かにアルファベット
はありませんが、単語がカタカナで表示してあって、これに「は」とか「が」とかが
付いてるだけだったりする場合もあります。知らないんだったら使うンじゃねーとい
った態度をお客さんにとるのはいかがなものかとは思います(^o^)。だって、英単語
のカタカナ表記でコトが足りない人の為にマニュアルは存在してるように思いませ
んか?マニュアルやreadmeファイルの存在理由が免責事項の列挙にある場合もあります
から、深く追究するのは野暮かもしれません。
それはともかく、クリックして作業します。パソコンやマックの初心者がマニュ
アルで最初に対面するのは「アイコンをクリックします」とゆー部分です。アイコン
ですが、何故アイコンなのでしょー。なにかの演説を行う時は、最初のアルファベッ
トを強調しますが、iconですから、そうでないかぎりイコンですよね。まあ、文章の
先頭にあれば、それが正しいのでしょう。なんでもイコンとゆーのは偶像や聖なる遺
物のことだそーで、そうすると偶像崇拝を認めていないイスラム教徒はマックが使え
ないことになっちゃいます(^o^)。最近はマイクロ◯フト社も同じ芸風ですから大変
です(^o^)。なんでもイ◯ラエルはコンピュータ産業が大変活発だそーですから、な
るほど、パレス◯ナと紛争が起きる理由の一端が理解できるとゆーものです。
紛争問題はどなたか偉い人にまかせておいて、イコンです。まず、ここで問題
となるのは、その「聖なる遺物」が何を指しているのかが理解できないといけない
点です。そこで、名探偵のよーにディスプレーを観察すると、恐らく画面に描かれて
いる小さな絵がそーでしょうと推理できます。何故にこれらの絵が「聖なる」モノで
あるのかに疑問を感じるかもしれません。宗教画の画像ファイルの場合は本当に「聖
なる偶像」になってるかもしれません。兎も角、我が国の憲法では宗教の自由を認め
ていますので、例え自分の属している宗派や神の教えと異なっているからといって差
別してはいけません。「ダブルクリックするよーに」、とマニュアルにあるのですか
ら、その絵をガシガシとボタン2連射してみる訳です。罰当たりなように感じ、葛藤
を覚える人も少なくないでしょう。ここは、自分の宗派との関係を鑑みるとか、許し
を乞うなどして、心理的、宗教的な問題を解決しましょう。さて、この2連射が上手
にできるとソフトが起動します。立ち上がったソフトとファイルの関係が幸運にも一
致していれば、ファイルの中身をみたりいぢったりできます。何故、この時に幸運が
必要であるのかというと、snowdogの様にUNIXからftpやなんかでファイルをマックに
持ってきた場合、マックにはそれがどのソフトで作成されか解らないので、とりあえ
ず、なんかソフトを選択するように要求します。そーゆー場合、例えばテキストファ
イルに対しマックが選択可能と提示したソフトが音楽や画像用のソフトばっかりで、
適切なソフトが選択肢の中に無い場合もあります。つまり「う◯ざーどりぃー」で盗
賊さんが宝箱を開ける時と同じで、大抵の場合、トラップがあるわけです(^o^)。選
択肢の中に適切なものがなかったといって、嘆いてはいけません。選択肢がでるとゆ
ーのはキャンセルもできるのですから、幸運であったことを喜ぶべきでしょう。そう、
思い出して下さい。「う◯ざーどりー」のトラップでは、宝箱に触っただけでテレポ
ートされちゃうよーなものもありました。同じように、テキストファイルなのに、い
きなりアクロバッ◯リーダーが立ち上がって、表示出来ないと文句をいったあげく、
そのファイルはPDFファイルである旨を宣言されちゃって呪われたりします。もは
や、このファイルの絵柄は変わってしまい、そのソフト特有の絵柄になっちゃいます。
以降この呪われたファイルは、中身がテキストであろーが、画像であろーがアクロバ
ット◯ーダーが起動します。同じような呪いはほかのソフトでも起こります。やはり
信じる対象が自分と異なっているとはいえ、「聖なる遺物」にボタン2連射は神の怒
りをかってしまうのかもしれません。このように「聖なる遺物」なのか「邪教の遺物」
であるのかは、幸運に左右される訳です。価値ありそうな盾を見つけても呪われてる可
能性があるのと同じです(^o^)。幸いなことに、多くの場合、絵柄が変わるので、呪わ
れてるかどうか、装備しなくても解ります。マックファンにはこのスリルが楽しいので
しょうが、snowdogは修行が足りないので、頭にきます(T^T)。
さて、そのイコンの宗教画には意味があるよーで、そのファイルの守護天使(聖人)
たるソフトを象徴しているそうです。例えばマック用のperlではラクダの絵がかいてあり、
ラクダの加護が期待できるという優れものです。現在は法の規制で難しくなりましたが、
F1レースで同じ御加護の元に厳しいレースを戦っていた車もありましたし、肺癌にな
んらかの影響をあたえているよーに見える場合もあります。マックユーザーとしては、
不毛な作業を乗り越える時には、ぜひとも、このラクダの御加護が欲しいものです。ソ
フトの種類が沢山あると守護天使の絵の種類も増えます。また、守護天使とは関係の無
い絵柄を載せるコトも可能です。これらの絵柄が存在する理由は、あるファイルを象徴
したり記憶しやすくしたりするためらしいのです。
ある程度の平面があった場合に、そこに絵を描きたくなるのは、アルタミラの壁画
の例などを思いおこせば、容易に理解できます。線や面、点などで、対象をある程度抽
象化して表し、自分の得た獲物や作り上げた道具、狩りの姿などを表現するのは、ヒト
が遠い昔から持つ習性といってもよいでしょう。このようにして、文化は創造されてき
ました。さあ、ここで、ちょっと文化について思いを馳せてみましょう。文化を象徴す
る偉大な発明品として文字を挙げることに異論はないと思います。抽象化の進んだ文化
では、発音を記号化して表現するようになりました。例えばアルファベットなどです。
元々は何らかの意味を象徴していたのですが、現在では発音を表現しています。多くの
文化では、この26文字+αの組み合わせで色々な事柄や、意味を表現します。そして
コンピュータでもこれらの文字をつかって表現します。例えばファイル名などもそうで
す。ただ、ファイル名の綴りをキーボードから入力したり、そのファイルがどのソフト
で使えるかを憶えていたりするのが、どうも煩雑だと感じる人が多くなってきました。
そこで、GUIが考えだされ、アルファベットの綴りに加えて、それを象徴する絵も付
加することで、そのファイルやソフトを直感的に理解しやすくし、操作を容易にしまし
た。ソフトの中でも、ある操作を行う為にボタンを用意して、そこに象徴するような絵
を描いてる場合が多くなってきました。例えばカット&ペーストを行うボタンにはハサ
ミの絵が描いてあったりします。カットはいいけど、ペーストはどーするんだなどの不
粋な発言をすると、その製作者が気を悪くしますので、あまり大きな声を出す事は謹み
ましょう。ともあれ、この様にグラフィカルな表現をすることで、直感的に操作なり意
味を理解できるようにするものが、アイコンらしいのです。ふーむ、なにかの意味を象
徴する絵を記号化して使用する訳ですね。ん?
なんで今頃、彼等は漢字を発明するんでしょう?
snowdog 2000 11/9