日本語が使えるMac OS X(その2)
snowdogは少し前にMac OS Xが日本語対応してないことに皮肉を言ってましたが、
どうやら、日本語版のMac OS X(パブリックベータ)なるものが出荷されたようです。
基本的にカーネル周りは国際語対応してるハズなので、何故このように出荷が遅れた
のでしょうか。「この対応は日本マーケットを軽視していて、問題ではないか」と
思っていたのですが、どうやら違うみたいです。10月21日に発表された日本語に
も対応した7ヶ国語対応版の使える言語を見てみましょう。英語、フランス語、ドイ
ツ語、日本語、オランダ語、スペイン語そしてイタリア語です。そうです!アッ◯ル
は決して日本市場を軽視している訳ではなかったのです。ほら、このなかで、完全に
異なるフォントを使わねばならないのは日本語だけです。他の言語は単語や、文字を
フォントに追加すれば、容易に対応可能です。さらに、これらの言語で文字
は1ビット表示ですが、日本語は2ビット表示なのです。そして、ウラル・アルタイ
語も日本語だけです。アッ◯ルはアラビア語やチベット語、そして楔型文字でハムラ
ビ法典を表示できるようにする前に、日本語に対応したことから、考えると、如何に
アッ◯ルが日本市場を重視しているかを示しています。しかし、安心してはいけませ
ん。現在の中東でのゴタゴタがなければ、アラビア語の方が先に対応していたのかも
しれません。(^o^)
この対応した7ヶ国語には、すこし疑問もあります。ヨーロッパを重視すれば、
ドイツ語対応は当然でしょう。フランス人はたとえ英語が使えても、フランス語を使う
でしょうから、対応する必要があります。それにカナダの市場のこともありますしね。
スペイン語に対応していないと、アメリカ西海岸(いわゆるお膝元)での市場を軽視
したと言われてしまうかもしれません。(^^;。なぜにポルトガル語対応も同時にしな
かったのか?とゆー疑問は残りますが、まあ、これでなんとかなるでしょうとする気
持ちも理解できなくはありません。イタリア語は最初に対応していてもおかしくなか
ったようにも思います。アッ◯ル社のデザインとイタリア系と感じるデザインの間には、
snowdogはなにか共通する印象を持っています。しかし、7ヶ国版で対応したとゆー
のは、イタリア人にそのデザインを否定されちゃったのかもしれません。
うーん、なぜ、オランダ語なんでしょうか。なぜ、中国語や韓国語ではないので
しょうか。中国系の人は世界中にいます。そして、恐らくアッ◯ル社の開発陣にも多数
の方が中国系ではないかと想像するのですが、なぜでしょう。これはG4の為かもしれま
せんね。輸出規制で、中国本土に輸出するのは大変なのかもしれません。では、韓国語
はなぜなんでしょう。朝鮮民主主義人民共和国が問題なのでしょうか?うーん、単に売
れてないのかな?しかし、疑問は残ります。何故、人口や将来性を考えると有望な中国
や韓国に対応する前に、オランダ語に対応したのでしょう。
もしや!。もし日本語版が出るのがもう少し遅れていたら、せめてオランダ語、「蘭語は
使えるようにしたので、もうちょっと待ってくれないか」と日本人に対してやさしい気配
りをするつもりだったのでしょーか!
(^o^)
確かに日本人が昔から馴染んでいて、日本語のなかには蘭語由来の単語が多数あります。
このように万が一、日本語対応が間に合わなかったとしても、せめて蘭語に対応しようと
するアッ◯ル社の健気な姿からは、日本人と日本市場に大変な気配りと関心を示
していると断言できるよーにも思えます。(^o^)。
日本語に対応してきたので、以前の検案は解決しました。今回の出荷は、なんでも
「ぱぶりっくべーた」だそーです。なんなのでしょう?マイク◯ソフトなどが、よくやる
β版配付というものですね。製品を出荷する前にユーザーの反応を探り、バグ報告をお願
いして、よりよい製品を作り上げる為なんだそーです。OS X関係の記事や情報をみると、
インストール時には注意が必要な旨がよく記されてます。ん?なんか変な気持ちになりま
せんか?snowdogはこの「べーた」とゆー部分に、とっても疑問を感じます。このように
注意が必要で、バグが多く潜んでいるのは、果たしてこの「ぱぶりっくべーた」だけなん
でしょうか?まるで、アッ◯ル社がユーザーを満足させる程バグを取った製品がまるで
過去にあったかのような印象を受けますが、うーん。インストール時に事故がある可能
性があり、また、クレームをつけたい事態が発生し、そのOSで起こったいかなる事態に
アッ◯ル社が責任を持たないのは「ぱぶりっくべーた」だけなんですかね?
製品版が出荷されないと、比較は出来ないのでしょうが、どのような違いか、ちょっ
と想像してみましょう。「べーた」版では、バグ報告を期待してるのだそうですから、
クレームをつけた場合、アッ◯ル社は「バグ報告ありがとうございます。製品版に反映
させます。」などの応答があるよーに思います。製品版の場合「仕様です。」これだとマ
イク◯ソフト色が出過ぎますから、恐らく「大変申し訳ありません。次の製品に反映させ
ます。」などの応答があるのでしょうか。どちらもsnowdogの想像ですから、実際の応対
とは異なるのでしょうが、不具合が直らないよーに思えるのは同じですね。次にバグの
有無ですかね。プログラムからは、統計学的にはバグを全てとるのは無理なんだそうです
から、まあ数の違いですかねー。さて、アッ◯ル社のOSの信頼性はいかよーな実績を持
ってるのでしょう?これ以上は言えないよーな実績を持ってるのではないかと、snowdog
は思います。さらに、今回出荷されたのはβ版らしいので、根本的なバグや仕様の変更は
無理でしょうね。どのくらい違うのでしょーねー。OSで起こったヤな事態や飛んじゃっ
たデータや失われた時間などを補償してくれないのも同じでしょうね。
恐らく最も異なる点は、「お値段」でしょう。(^o^)
何はともあれ、次世代のマックOSが着実に動きだしているみたいです。snowdogは
当分の間Mac OS Xとは縁が無いでしょう(snowdoは604以上は未対応です)。雑誌など
の記事などから分ることは、えっと、G3以上で、ハードディスクに1G以上の空きスペ
ースが必要、メモリは128Mが推奨らしいです。やっぱり重いみたいですねー。ビデオ
カードもATIかiXMicroが指定されてるくらいなので、ア◯アが重いのでしょう。OSだけ
で1G近いサイズをとるみたいなので、ハードディスクとマザーボードとの連絡が重要に
なりますね。どうなってるか分りませんが、これはG4マックでも同じじゃないかな?
極端にいえばG3と4の違いは演算ユニットの違いですので、G4の演算ユニットのパワ
ーが必要なら、極端にG3で重くなるでしょうから、そうではないように記事などからは
印象をうけるので、CPUの問題ではなさそうです。恐らく当分の間、重いまんまでしょ
うね。ア◯アが重い原因なら、ビデオチップの開発が必要でしょうね。でも、ATIの128
でダメなら、うーん相当進歩させる必要がありますから、バスから設計しなおす必要が
あるかもしれません。しかし、雑誌などでは、メモリが十分なだけ乗せると反応が良くな
るとの旨の記事が見受けられるので、おそらく、マイクロカーネル間のやり取りなどでメ
モリが食われて、スラッシングを起こしているのではないかと思います。これなら簡単に
解決できますね。しかしねー、推奨メモリが128Mですよ。経験的に、快適に使うには
倍必要でしょうから、256Mが最低ラインかもしれません。snowdogはタスクとメモリ
の管理が良くなることを期待してるのですが、メモリの管理は期待しない方がよいかもし
れません。カーネル周りだけで100M程度使うのでしょうから、例えばフォト◯ョップ
などのメモリを多く必要とするソフトを動かす際に、はたしてどのくらいメモリを乗せな
きゃならないか、想像するだに恐ろしいものを感じてしまいます。
以前の「言いたい放題」で、写真でiMacをみた時に、カラクラの再来かと思ったけれど、
想像の産物に比べてサイズが大きいので、カラクラの再来と考えるのは間違いだったと
ゆーよーなことをお話したのですが、このMac OS Xで本当に間違いだったことが
実感できました。カラクラの再来じゃなくって、Fat Macの再来だったようです。
snowdog 2000 10/28