この本については、たくさん紹介されているので今さら私が…と、思ったのですが
読んでみて、しみじみ、私とアフタヌーンティーと雑貨の日々が思い起こされて
やっぱりここは一言？書いておこうと思ったのです。
私がインテリアや雑貨、お料理などにはまったきっかけは
アフタヌーンティーとの出会いでした。
お料理がとっても上手な友達に教えてもらって、初めて行ったのは新宿のルミネのアフタヌーンティー。
その頃、漠然と「暮らし」というものに興味を持ち始めていた私は『こんな素敵な世界があったなんて〜！』と一目惚れ状態（笑）。
清水の舞台から飛び下りる？？ような？気持ちで（笑）
ブルーの厚いガラスで出来たパスタボトルを
購入。
興奮してアパートに持ち帰り、自分のキッチンにそのボトルを
置いてみました。
…全然、素敵じゃなかったんです…。
そりゃもちろん、ボトルは素敵でしたが…（笑）。
それだけでは…（笑）。
お店でたった一つ雑貨を買って来て、お店ごと買って
持って来たような>気持ちだったんです。
このボトルがあれば、お店のディスプレイのように
素敵なキッチンになる〜！と。
思ったんですよね〜〜（爆）。
たぶん、20代後半くらいだったと思いますが…。
今思い出しても、自分がおかしいです（笑）。
青いパスタボトル。
私にしては、高価な買い物だったのに、砂が水を吸うように
雑然とした私の部屋に吸い込まれて、可哀想なくらい…。
なんとか素敵な空間にしたくて
それからもう〜〜〜いろいろな雑貨屋さんに
足を運び。
いろいろな物を買いました。
もちろん一番通っていたのはアフタヌーンティーです。
そのころの商品のラインナップは今とは全く違っていて
インポート物が中心でした。
今買わないと、もう、なくなっちゃうかも〜〜！！と
出る新商品は、なにもかもが、自分の好み（そりゃ、ここから
雑貨の世界に入ったのですから）
で、欲しい物ばかり。
自分の部屋が少しずつお洒落になったような気がして
嬉しくてしかたがありませんでした。
そして、ブルーのボトルと同じように私を啓蒙に導いたもの
（オーバー？）
それは、アフタヌーンティーのお料理とケーキです。
初めてメニューを見た時には、何を頼んでよいやら迷い
やっと自分の知っている単語「サンドイッチ」に救われ
『アソートサンド』をなんとか注文。
ところが出て来た物は、私の頭の中にあったサンドイッチ？とは
とても思えない物が出て来て、自分のお皿を見たり
相手のお皿を見たり（笑）。
周りを見回せば、皆普通に食べているようだし…。
でも、それが美味しかったんです！
付け合わせのポテトサラダまで、お代りしたいくらいでした。
ピクルスなど絶対食べないよしぞーくんが
「ここのはうまい」といって食べていました。
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アフタヌーンティールームに行く、というのは
私達にとってはちょっと豪華でちょっとオシャレで
ちょっと特別な事…。
そんなふうになりました。
その後は、密かに美味しいピクルス作りの研究と（笑）
ワンプレートで出てくるランチを真似しました。
もう一つは「立たないケーキ」です。
本の中に書いてあった『スコップケーキ』季節によってかわるショートケーキです。
まず、テイクアウト出来ない、と言う事に驚き。
出て来たケーキが横になって出て来てまたびっくり。
食べてみて、味のソフトさにまたまたびっくり！
スポンジもクリームもなにもかもが柔らかく
フルーツもフレッシュ！
ケーキを自分で作る方はきっと分かって下さると思うのですが
自分で作った生クリーム等を使ったケーキは、持ちが悪く
スポンジに水分が回ってしまって、くたっとなったり、形が崩れたり
クリームのデコレーションも時間が経つと
なんとなくもったりして来ますよね。
テイクアウト用のケーキはショーウィンドウの中である程度の時間たえられるように
全体的に固めに、しっかり作ってあるのだと思います。
タルト等は特に、フルーツの上には、専用のジャムやジェリーの薄い幕で
コーティングしてあるものが
ほとんどだと思います。
そうしなければ、乾燥したり、冷凍の物ならなおの事
ベリーの形は崩れ水分が出て来てしまいます。
つまり〜〜そういうものをいっさい取り除いた
今、作って食べるためだけに作られた
ケーキの美味しさ
…なんだと思います。
最近はすっかりおばさんになってしまったので（笑）
なんとなく恥ずかしくて
アフタヌーンティーに行っていないのです…。
この本を読んで、アフタヌーンティーとの蜜月時代を思い出して
なんだか懐かしくなりました。
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