書    名
九鬼神伝全書 中臣神道 熊野修験道
著者・出版社
吾郷 清彦 解題   新國民社 刊
版型・頁数等
B5判・上製本・クロス装幀・箱入・総551ページ 
発行年・価格
1983年 定価/30,000円→ ※販売済 東京都のT様
備    考
状態は通常の経年変化程度
九鬼文書についての本格的研究は三浦一郎「九鬼文書の研究 巻一」(昭和16年・皇道宣揚会)くらいしかありません。吾郷氏の研究もこれに基づいています。 ※八幡書店より復刻本あり
原資料は九鬼家第12代隆治師等のご厚意で吾郷氏に提供されています。内容の論評は研究者に御任せするとして、神代文字関係は図版も多く、さすがに吾郷氏ならではの研究です。
 第一篇/九鬼神伝精史[歴史秘録遍]
 第二篇/九鬼神字の全容[古代和字遍]
 第三篇/中臣神道と九鬼教学[神道宝典遍]
 第四篇/天真宗門真理論[太占秘想遍]
 第五篇/九鬼神流の軍学と諸武術[兵法武教遍]
 第六篇/九鬼神医方と同神灸法[病理医薬遍]
 第七篇/外教諸法と熊野修験道[渡来秘法遍]
 第八篇/九鬼文書をめぐる人たち[筆録群像遍]
 第九篇/神宝・宸翰・その他
 附  /要説 日本古代文字 著:吾郷清彦
書    名
北海道古代文字 
著者・出版社
朝枝 文裕  自費出版
版型・頁数等
A5判・並製本・154ページ 
発行年・価格
1972年 定価/800円→ ※販売済 北海道のT様
備    考
状態は通常の経年変化程度
道内の教育界に長く貢献する一方、郷土史家として北海道の古代文字を研究。著者80才での集大成を出版。
目次項目/第一編:手宮古代文字 第二編:泊古代文字 第三編:忍路古代文字 第四編:富岡古代文字 第五編:本道古代文字の背景
     第六編:北海道古代文字について内外学者の所説大要(ジョン・ミルン、鳥居龍蔵、坪井正五郎、中目覚、喜田貞吉)
※写真、図版多数。
◎ありがちなこじつけや牽強付会がなくオーソドックスな考察・分析が資料としての価値を高めています。
ここを出発点として神代文字やペトログラフをも視野に入れた縄文的なる文字のアーキタイプを考察したいものです。
書    名
水穂伝(火の巻・水の巻) ※複製本
原本著者・出版社
杉庵 志道  祟山堂(賣弘所:江戸日本橋二丁目小林新兵衛)
版型・頁数等
B5判・和綴製本
原本発行年・価格
天保5年(1834年) 定価/不明→ ※販売済 福島県のT様
備    考
状態に関しては特記事項なし
まず第一に、在庫本は天保5年の版本そのものではありません。お間違いなきようお願い致します。
推測ですが、天保5年の版本を所有しているか、借用した人物が、手書きで書き写したものです。
図版もほぼ忠実に写しています。漢字は新字体に直しています。ルビのある部分もそのまま写しています。
行数は成り行きで写していますので、1ページあたりの行数は原本より多くなっています。
書き写した縦書きの原稿用紙に“コクヨ”の表示がありますので、たぶん過去30年以内につくられた本かと思いますが、
奥付等はいっさいないので、詳細は不明です。書き写した原稿を見開きでコピーして、センター折り・簡易製版、印刷しています。
製本は本格的な和綴(用紙は普通の上質紙)で製本されています。
水穂伝に何が書かれているか知りたい方にはおすすめですが、古書コレクターの方には無用です。
本来、言霊学はそんなにエキセントリックなものではありません。やはり言語学には違いないものです。