暮らしてみれば  〜 ボツワナ生活事情 〜

このコーナーではJOCV隊員として首都に1ヶ月滞在した体験を元に、ボツワナの生活事情についてレポートします。 これからボツワナで生活を始める予定の方は多いに参考にしてください(とはいえ、年間何人の日本人が来るのだろうか・・・)
(このコーナーのデータは2000年5月5日現在の情報に基づいています。[ 1プラ=25円 ] )

物資・・・大抵のものは手に入る
地方駐在予定の方でも首都に上がってくれば大抵のものは入手可能です。また、1ヶ月間の現地訓練期間中に生活必需品を買い揃えることが可能です。

入手可能なもの

入手不可能/困難なもの

治安・・・アフリカでは例外的に治安が良い
任国事情やその他の資料などで既にご存知だとは思いますが、この国は非常に安全だと思います。来たばかりの女性隊員が一人歩きをしても何の問題もなく帰ってきますし、道に迷ったといって見知らぬ人に車で送ってもらった同期隊員もいるくらいです。

人々も概して好意的で、時々「ホンコン!」とか「サーサ!」と中国人に間違えられる位で、特に蔑視されている感じは受けません。「ホンコン!」とか「サーサ!」と言われた時には、すかさず「ハケモチャイナ、ケモジャパニ(I’m not a Chinese, I’m a Japanese.)」と言ってみましょう。「お、こいつセツワナ喋れるぞ」といった感じで場が和むこと請け合いです。(裏を返すと中国人は蔑視されているということですが…)

とはいえ、この国でも当然の事ながら犯罪者はいます。駅の跨線橋で背後からリュックのチャックを開けられた同期もいますし、レイプも多いそうなので特に女性は気を緩めないようにしてください。

交通・・・便利です!(但しハボロネ市内のみ)
ハボロネ市内は交通網が発達しており、移動に困ることはまずありません。但し、時刻表が存在しない、もしくはあっても機能していない国なのでゆとりを持って行動する必要があります。以下、主要な交通手段であるコンビ・タクシー・長距離バスについて書きます。

1.コンビ
ハボロネ市内〜近郊を網の目のように走っている近距離用交通手段。青(営業用)ナンバーの1Boxが目印。大半が中古のトヨタ・ハイエースで、4人掛け4列+最前列ベンチシート3人+車掌の最大20人乗りというすごい状態で走っています。料金はどこから乗っても、どこまで乗っても一律1.25プラ(≒31円。5/1に1プラから値上げされました)。基本的にはコンビストッポと呼ばれる場所(路側帯に退避場所が設けてあったり、日除けの屋根がついていたりします)で乗り降りしますが、好きな所で手を挙げて止めることも出来ます。最初の現地訓練期間中は、このコンビに一番お世話になると思います。早く慣れてくださいね。

2.タクシー
コンビで行けない場所へ行きたい場合、荷物が大量にある場合、夜間に移動しなければならない場合などはタクシーを利用します。現在無線タクシー会社が十数社あり(最近乱立の傾向)、電話で呼ぶことができます。但し、日本のように呼んですぐという訳にはいきません。早くて15分、長いと30分以上待たされることもあります。それを見越して早めに電話しましょう。料金は最低10プラからで、訓練期間中に行くような場所だと15プラくらいで収まります。最近偽造青ナンバーで客引きをしている車もいるようなので注意してください。

3.長距離バス
ハボロネからシャカウェ、カンエ、パラピエ(パラペのほうが現地人の発音にちかいです)、マニャナなどの郊外へ出るときには長距離バスを利用します。駅裏の長距離バスターミナルから出ていますが、特に時刻表などは存在しません。だいたい1時間に1本くらいはあるようです。方面によって違うので、それぞれ赴任先の先輩に問い合わせると良いと思います。料金はパラペまで18プラ、フランシスタウンまで30プラです。ちなみに、最初に赴任する時は赴任先が迎えの車を出す決まりになっているので当面は縁がないでしょうが…

それでは、ボツワナでお会いしましょう。