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Review part1
スカイセンサー5800
ねこのシジミ 和田誠 (絵本)
iMAC
SONY STUDIO1980
SELFSERVICE YMO( CD-ROM)
DOS/Vブルース 鮎川誠 (本)
美少女戦士セーラームーン・メモリアル(LD)
昔はこれが欲しかったシリーズ・第2弾(1998・9・5)
『スカイセンサー5800』
インターネットが当り前の時代には、短波放送なんてどれほどの価値があるだろう。しかし、二十年程昔には海外短波放送はまさに『世界に通じる門』だったのだ。
BBCで世界情勢を把握し、モスクワ放送で東側(これも死語だ)の状況を察知し、ラジオ・オーストラリアでワライカワセミの声を聴く…教室でBCLカードを見せびらかす…そんな、海外短波アクセス少年達が今や新人類おじさんとなって、社内情報化リーダーというわけのわからない肩書きのもと、ストレイカー司令官にネスケの使い方を教えたりするのだ。
センターにレイアウトされたチューニングジョグ。シンプルなメーターデザイン。太く長いロッドアンテナ。軍用の通信機を思わせるデザインが何とも魅力的な、ソニーデザインの新骨頂、スカイセンサー5800。
私の必死の家庭内プレゼンにもかかわらず、導入されたのは、ナショナル・ワールドボーイ(果たして知っている人はいるだろうか?)
やっぱりスカイセンサーが欲しかったなあ…もし今、手元にスカイセンサー5800が有ったならノイズ混じりのBBCが聴きたいなあ…そして世界の果ての遠さを実感したい…
(もんぺーる)
ねこのシジミ/和田 誠(8・30)
(株)ほるぷ出版1456円
実家で飼っている猫が二十歳を過ぎている。もう昼間は寝てばかりで、たまに逢いにいってもやっぱり寝てばかりいる。雄の蓬猫。初めて逢ったときは生後一ヵ月の赤ちゃん猫で、私の手のひらの上にのってもまだちいさかった。
彼の名前は『こと』
そんな、彼のことを思い出していたちょうどそのときに、今日、本屋さんでCharlotteがこの本を選んできた。
最後の「でもまあ、しあわせなまいにちかな、とおもいます。」と云うのを読んで、ことはどう思っているのかなと胸が痛くなってしまった。
おかあさんの顔が平野レミさんなのが和田さんちらしくておもわず嬉しくなってしまいました。
(ふ)
iMACに触ってきたよ(8・30)
期待のiMAC…早く見たいな、と札幌駅近くのT量販店に向かう。
iMACの大きな看板が見えて、おお、間違いなく売っているな、と思った矢先、ハンドスピーカーの絶叫。フルボリュームで音声が割れてしまい何を言っているのかさっぱりわからない。聞き取れるのは「限定*台!」という連呼だけだ。ああ、ちょっとクールで、可愛いiMACには余りににつかわしくない状況だ。
店内に陳座するiMAC数台。雑誌から想像した印象からはさほど遠くない。物欲を刺激するには十分過ぎるテクノフェロモンが発散している。
デザイン的には、60年代後期の未来的デザインを思わせる。「2001年宇宙の旅」の
宇宙ステーションの中に置いたら妙になじみそうだ。「惑星ソラリス」でもいいな。ただ、
「ブレードランナー」や「エイリアン」にはそぐわない。
このマシンについてCPUの速度やポートの規格についてとやかく言うのは野暮だ。最高速度や最大出力のスペックで車を買うわけではないように、パソコンを選ぶ時にも「自分にとってこのパソコンは魅力的か?」という個人の価値判断が問われる時代なのだ、今は…
数値下できない感性、触感、存在感を武器にするiMAC。
選ばれるのはむしろユーザーの方かもしれない。
(もんぺーる)
昔はこれが欲しかったシリーズ
第1弾「SONY STUDIO1980」
(1998・8・30)
「1980年、地球は既に秘密防衛組織シャドーを結成していた…」という台詞にもわくわくしていたあの時代、「1980」という文字は特別な意味を持っていた。
ソニーの高級ラジカセ「スタジオ1980」。
高性能短波ラジオでのBCLに飽きてきた少年達に「まいくみきしんぐ」という言葉を教えたあのラジカセ…プロ仕様を思わせるあのグレーとブラックのシックなデザインが何とも、
それっぽくて、同時期に発売されていた松下の5ウェイマイクなんて子供っぽいよな、なんて思わせたマシンだ…このラジカセでソニーファンになった人は多いんじゃないかな。今見てもなかなか良いデザインです。
(もんぺーる)
YMO/SELFSERVICE(20周年記念CD-ROM)
アルファ・ミュージック(株)9800円
イエローマジックオーケストラが出てから20年。納得のCD-ROMが出された。 曲の網羅と歴史はもちろんだけれど、ライディーンのビデオや各メンバーのこだわりフォトなど、リアルタイムでYMOを体験していたファンにとっては夢のような企画です。もちろん、若いファンにも充分なボリュームになっています。さて、私はどちらでしょう?
(ふ)
DOS/Vブルース 鮎川誠
幻冬舎文庫533円
素敵なロックンローラー鮎川誠が自分でHPを持っていると知ったのは、私がインターネットを始めて間もなくのことだった。見るだけネッターの私は「ふーん、さすがロックンロールな鮎川誠。HPもロックしてるわ。」と感心したのだが、その直後にハードカバーでこの本が出たときにはDOS/Vかあ、Macintoshじゃないなら読まなくてもとおこがましくも思ってしまい手に取らず終い。
この夏偶然書店で再会したこの文庫版。
彼がコンピューターとの出会いから、悪戦苦闘しながらHPをアップロードしていく様子が懇切丁寧に綴られている(しかも、ロックしながら!)。おお、これって、これって・・・・。ちょうどその時私が解らなくて困っていた事が書いてあるう。この本を読まなかったら、SEE MOREアップももっと手間取ったろうなあ。
あ、ありがとう鮎川さん!Keep on Rock’n’Roll!
(ふ)
美少女戦士セーラームーン・メモリアル(LD)
東映ビデオ5800円
セーラー戦士が、まだ、あんなに大ヒットするなんて思いもしなかった第1作目のメモリアルです。キャラクターの中で一番好きなウラヌスはまだ出てこないけれども、シリーズの中ではこれが一番好きです。ネフライトも出てくるので、嬉しい。変身、必殺技、決めゼリフ、まもちゃんのたった一度の変身シーンも入ってて、たまりませんわのてんこもりです。はずかしながら、オンエア当時ははずしてしまっていて、最終話の次のアニメ特番から入ったセラムンです。ビデオの発売を待ちながら、Rと平行して見続けた最終話。泣けてくる。今回もLD見ながらこっそり……いやいや。映画のRのエンディングと、これは何度見てもだめですね。
大人の6年間はついこの間のことだけれども、子供にとっての時間は莫大だろうね。あの当時、大きくなったらセーラームーンになりたいと言っていた小さな女の子達は、今すましてGLAYのライブに行ったりしているんだね。
ムーンプリズムパワーメイクアップ!
(ふ)