南天の日周運動

りゅうこつ座 とびうお座 カメレオン座 テーブルさん座 ふうちょう座 はえ座
Carina, Volans, Chamaeleon, Mensa, Apus and Musca,


Carina

南天の日周運動。天の南極を中心に時計周りに星が動く(北極では反時計周り)。 写真には、りゅうこつ座,とびうお座,カメレオン座, テーブルさん座,ふうちょう座, はえ座などが写っている。 天の南極には、北極星のように明るい星が無い。

りゅうこつ座は、もともとプトレマイオス(トレミー)の48星座の1つであった アルゴ船という船を示すアルゴ座の一部だったが、ラカイユによって後に、 ほ座,とも座,らしんばん座と、 りゅうこつ座の4つに分けられた。 ギリシア神話では、アルゴ船は、テッサリアの王子イアソンが、 コルキスの国へ黄金の羊の毛皮(おひつじ座) を奪うために遠征した際に使用された。 遠征には、ヘルクレスや、 カストルとポルックス(ふたご座)ら、 ギリシャ中からの50人英雄が乗り込み、最終的にイアソンは、 黄金の羊の毛皮を手に入れたと言われている。
ηカリーナ星雲として知られる大きな散光星雲NGC3372や、 みなみのプレアデスと呼ばれるIC2602、散開星団NGC3532やNGC3114など 天の川に沿って沢山の星雲・星団が見られる。 また日本では長寿星などと呼ばれる、シリウスに次いで全天で2番目に明るい カノープスと呼ばれる一等星がある。

写真は、Shivaが星野写真を始めた初期の頃の作品で、写りが悪い。 星の軌跡が途切れているのは、途中で雲が通過してしまったせいです。 機会があったら、差し替えたいと思います。

エータ・カリーナ/散光星雲 付近
NGC3372,IC2602,NGC3532,IC2944 付近
70mm/F3.5 ズームレンズ(トリミング)

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