ケンタウルス座 Centaurus




星野写真は、準備中です。
写真は、ケンタウルス座のω星団(NGC5139)です。
CN-212ニュートン焦点で撮影(トリミング)。

春の南天低く、南十字の北側を囲むような領域がケンタウルス座。 星座全体を見るためには、沖縄や小笠原より南に行かないと見れない。 プトレマイオス(トレミー)の48星座。 ケンタウルスとは、上半身が人間、下半身が馬という生き物で、 ギリシャ神話では、ケンタウルス族のフォロスの姿とされている。 フォロスとヘラクレスが酒を飲んでいるとき、 酒に酔った他のケンタウルス族とヘラクレスが喧嘩をはじめてしまい、 ヘラクレスはヒドラ(うみへび座)の毒を塗った 矢でケンタウルス族を追い払おうとした。その時に誤って、その矢が フォロスの足にぶつかってしまい、他のケンタウルス族たちと共に 命を落としたといわれている。

ケンタウルス座のα星リギル(アルファ・ケンタウリ)は2重星であるが、 さらにその外側をプロキシマ・ケンタウリがまわる3重星である。 プロキシマ・ケンタウリは、太陽から4.29光年のところにあり、 現在太陽系に最も近い恒星である。 このほか、バイエルが星座を制定する時に、 恒星と間違えたといわれるω星団(NGC5139)や、 ケンタウルス座A(NGC5128)と呼ばれる楕円銀河などがある。

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