いるか座 と こうま座
Delphinus and Equuleus


Delphinus and Equuleus

夏の大三角形の東側に、4等星で出来た小さな四変形がある。これがいるか座。 いるか座とぺガスス座との間にあるのが、こうま座。 いるか座,こうま座とも、プトレマイオス(トレミー)の48星座であるが、 こうま座の設定者は、ギリシャの天文学者ヒッパルコスであるという説もある。

いるか座は、ギリシャ神話では、海の神ポセイドンの遣いとされている。 ポセイドンが、海の妖精アンフィトリテに、その想いを伝えるため、 いるかを遣いに送り、2人の結婚を成就させたという。 また、コリントスの王ペリアンドロスに遣えていた宮廷音楽家のアリオンが、 シチリアで開かれた音楽祭で優勝した帰途で、賞金を狙った海賊に襲われたとき、 海に身を投げたアリオンを助けたともされる。
こうま座は、ペガススの弟ケレリスの姿とされている。 伝令の神ヘルメスが、乗馬の名人のカストル(ふたご座)に 与えた馬とされる。 みなみじゅうじ座に次いで全天で2番目に小さい星座。

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