夏の北の空、こぐま座を囲むようにある3等〜5等星の星の並びがりゅう座。
こぐま座とこと座の間にある、小さなひしゃげた4角形がりゅうの頭。
プトレマイオス(トレミー)48星座。
ギリシャ神話では、天をささえているという巨人アトラスの 娘たちのヘスペリスの園にある黄金のりんごの木を守るりゅうと言われている。 このりんごの木は、女神ヘラが大神ゼウスとの結婚祝いに送られたもので、 へスペリスの園に植えられた。 ヘルクレスの12の荒行の11番目が、 この黄金のりんごを盗むことであった。 ヘルクレスはアトラスに代わって一時天をささえるてやり、 そのおかげで楽になったアトラスが、ヘルクレスにこの黄金のりんごを与えた。 りゅう座は、古代エジプトでは、月を飲み込んでしまう テュフォンという怪物といわれていた。 18世紀の終り、フランスの天文学者ラランドは、 りゅう座ι星のあたりの領域を四分儀座として制定した。 現在では、四分儀座は星座の名前としては使われていないが、 1月初旬にみられるりゅう座流星群のことを、 四分儀座流星群などと言うこともある。 |
M102/銀河 M102=NGC5866 CN-212 ニュートン焦点(トリミング) |
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