夏の大三角形のうち、はくちょう座のデネブを、
こと座のべガと、わし座の
アルタイルを結ぶ線で折り返したあたりにあるのが、へびつかい座のα星、
ラス・アルハゲである。
ここからさそり座の北の辺りまで、天の川の西側に
あるのがへぶつかい座。
へびつかいが両手に持っているのが、へビ座のそれぞれ頭部と尾部である。
プトレマイオス(トレミー)の48星座。 最近では、13星座占いなどでへびつかい座の名前を聞く。 これは、かつて黄道12宮星座を制定したころには、へびつかい座は 太陽の通り道では無かったが、地球の歳差運動のため地軸の向きが変化したため、 この星座を太陽が横切るようになったためである。 現在では、12月1日〜18日ごろ、太陽がこの星座の中にある。 ギリシャ神話では、へびつかいは、日の神アポロンと テッサリアの王女コロニス(からす座) との間に生まれた、医学の神アスクレピオスの姿である。 アスクレピオスはアルゴ船の遠征に参加し、 その医術で戦死した者を蘇らせたため、地獄の神プルートが 困ってしまった。これをみた大神ゼウスが、 雷を落としてアスクレピオスの命を奪ったといわれている。 2等星のラス・アルハゲは、へびを持つ人の頭という意味で、 へびつかいの頭の部分にある。 球状星団 M5,M9,M10,M12,M14,M19,M62,M107, イーグル星雲M16(散光星雲+散開星団),S字状暗黒星雲などがある。 |
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