冬の代表的な星座。プトレマイオス(トレミー)の48星座。
冬の南の空に、特徴的な鼓の形と3つ星を探せば簡単に見つけられる。 ギリシャ神話では、オリオンは海の神ポセイドンとアマゾンの女王の 妖精エウリュアレーの間に生まれた子で、 海の上を自由に歩く事ができる巨人だったといわれている。 オリオンは、月の女神アルテミスと仲が良かったが、 それを気に入らないアルテミスの兄アポロンが、アルテミスをだまし、 泳いでいるオリオンを、弓で射って殺させてしまったといわれている。 また別の説では、オリオンが「この世に自分より強いものはいない」 と自慢したため、怒った女神ヘラが大さそりに 刺し殺させたともいわれている。 さそりに刺し殺されて死んだオリオンは、今でも さそり座が上がってくると沈み、さそり座が沈むと上ってくる。 オリオン座には、2つの1等星ベテルギウスとリゲルがある。 ベテルギウスは、脇の下という意味で、その名の通りオリオンの 脇の下に位置し、おおいぬ座のシリウス、 こいぬ座のプロキオンとともに、 冬の大三角形を構成する。リゲルは巨人の足という意味。 M42オリオン大星雲や、馬頭星雲と呼ばれる馬の顔の形をした暗黒星雲、 バーナードループ、ウルトラの星として知られているM78星雲など、 有名な天体も多い。 |
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