ペルセウス座 Perseus


Perseus

カシオペア座から秋の天の川に沿って ぎょしゃ座にたどる途中に、 人の形に星が並んでいる。これがペルセウス座である。 トレミーの48星座の1つ。 お盆の時期になると、ペルセウス座流星群と呼ばれる流れ星が沢山みられる。

ギリシャ神話では、ペルセウスは、 大神ゼウスとアルゴス王アクリシオスの娘ダナエとの子。 ダナエとの仲を良く思っていなかったセリポス島の王ポリデクテースに、 魔女メデューサ退治を命じられた。 メデューサは、髪の毛が蛇で出来ており、 目を合わせた者をすべて石に変えてしまうという怪物といわれている。 メデューサ退治に行く途中ペルセウスは、女神アテナとヘルメスの神から、 何でも切り落とす剣、良く磨き上げられた青銅の盾、かぶると姿の消える帽子、 翼の生えた靴、丈夫な袋を手に入れ、盾に映る姿をたよりに 寝ているメドゥーサの首を切り取った。 その切り落とした時に出た血から、天馬ペガススが生まれたといわれている。 その帰り道、ペガサスに乗ってエチオピアの海岸の辺りにさしかかった時、 海岸に繋がれているアンドロメダ姫を見つけた。 アンドロメダ姫はエチオピア王家の姫で、海の神ポセイドンの怒りを静めるため、 化け鯨ティアマトの生け贄にされるところだった。 ペルセウスは、持っていたメデューサの首を使ってティアマトを石に変えて、 アンドロメダを救い、二人は後に結婚したといわれている。 ペルセウス座の星座絵をみると、腰の辺りに切り取ったメデューサの首がある。

星座は秋の天の川に沿っており、二重星団h&χや、カルフォルニア星雲、 散開星団M34などがある。

M34/散開星団 と リニア彗星
M34=NGC1039 , C/1999S4
小アレイ星雲/惑星状星雲
M76=NGC650
h&χ/散開星団
NGC869,NGC889
NGC1333/散光星雲
NGC1333
カリフォルニア星雲/散光星雲
NGC1499

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