夏の南の空に見える。両星座ともトレミーの48星座。
いて座は黄道12宮の9番目の星座でもある。
いて座には、南斗六星という星の並びがある。
中国では、北斗七星(おおぐま座)が死を司るのに対し、
南斗六星は愛を司るといわれている。
ギリシャ神話では、いて座は、ケンタウルス族の賢人ケイロンの姿で、 さそりの心臓アンタレスを狙って弓を構えた姿であるとされている。 ケイロンは、日の神アポロンと月の神アルテミスから、 医学,音楽などを習い、ギリシアにその知識を広めたといわれている。 みなみのかんむり座は、このケイロンのかんむりである。 我々の銀河系の中心がいて座の方向にあり、天の川がくっきりと見える。 M8干潟星雲,M17オメガ星雲,M18,M20三裂星雲,M21,M22,M23,M24いて座スタークラウド, M25,M28,M54,M55,M69,M70など、メシエ天体の宝庫である。 |
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