いて座 と みなみのかんむり座
Sagittarius and Corona Australis


Sagittarius and Corona Australis

夏の南の空に見える。両星座ともトレミーの48星座。 いて座は黄道12宮の9番目の星座でもある。 いて座には、南斗六星という星の並びがある。 中国では、北斗七星(おおぐま座)が死を司るのに対し、 南斗六星は愛を司るといわれている。

ギリシャ神話では、いて座は、ケンタウルス族の賢人ケイロンの姿で、 さそりの心臓アンタレスを狙って弓を構えた姿であるとされている。 ケイロンは、日の神アポロンと月の神アルテミスから、 医学,音楽などを習い、ギリシアにその知識を広めたといわれている。 みなみのかんむり座は、このケイロンのかんむりである。

我々の銀河系の中心がいて座の方向にあり、天の川がくっきりと見える。 M8干潟星雲,M17オメガ星雲,M18,M20三裂星雲,M21,M22,M23,M24いて座スタークラウド, M25,M28,M54,M55,M69,M70など、メシエ天体の宝庫である。

石鎚山に沈む、いて座付近の天の川(固定撮影)
いて座付近の天の川
干潟星雲/散光星雲
M8=NGC6523(散光)
オメガ星雲/散光星雲
M17=NGC6618(散光)
M18/散開星団
M18=NGC6613(散開)
三裂星雲/散光星雲+暗黒星雲 と M21/散開星団
M20=NGC6514(散光),M21=NGC6531(散開)
ピントが甘かった。良い写真が撮れたら差換えます。
M22/球状星団
M22=NGC6656(球状)
M23/散開星団
M23=NGC6494(散開)
いて座スタークラウド/銀河密集部,散開星団+暗黒星雲
M24=NGC6603(散開)+B92(暗黒)
M25/散開星団
M25=IC4725=Cr382=Mel204(散開)
M28/球状星団
M28=NGC6626(球状)
M54/球状星団
M54=NGC6715(球状)
M55/球状星団
M55=NGC6809(球状)
M69/球状星団
M69=NGC6637(球状)
M70/球状星団
M70=NGC6681(球状)
M75/球状星団
M75=NGC6864(球状)
NGC6723/球状星団付近
NGC6723(球状/右),NGC6726,NGC6727(散光/中央やや左上の2つ並んだ星雲),
NGC6729(散光/NGC6726,NGC6727の左の彗星状の変光星雲)

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