角を振りかざして、オリオンに向かっていく牛の姿をした星座。
オリオン座の北西にある。黄道12宮の2番目の星座で、
プトレマイオス(トレミー)の48星座であるが、
当時はプレアデス座とおうし座に分かれていた。
ギリシャ神話では、大神ゼウスがフェニキア王アゲノールの娘エウロペの ところに行く時に、女神ヘラの目をごまかすために化けた姿とされている。 エウロペがおうしの背中にまたがると、おうしはそのまま海の中を走り抜け、 クレタ島にたどり着いた。 エウロペはヨーロッパの語源で、ここがヨーロッパの始まりと言われている。 1等星アルデバランは、あとに続くものという意味で、おうしの目のところにある。 プレアデスに続いて上ってくることからこの名前がある。 M45プレアデス星団は、日本では「すばる」の名で親しまれている。 清少納言は、枕草子の中で「星はすばる」と書いている。 この他、ヒヤデス星団や、西暦1054年に爆発した超新星の残骸 かに星雲(M1)などがある。 |
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