お笑い？１
へぇ〜そうなんですか
面白いお話ですね
ほんとに？
良かった〜実は心配だったんだよ
どうしてなのです？
だって、若菜が喜んでくれなかったらつまらないだろ？
そんな事ありませんわ
だって、私、あなたとお話出来るだけで嬉しいのですから
・・・・それに・・・・・（こうして、あなたの側にいられるだけで）
・・・・若菜・・・・・
ふ〜ん、なんだかお熱いですな、康司君
えっ？
そ、その声は・・・・・・よ、好雄
なんだよなんだよこの俺様に内緒でこーんな可愛い女の子と知り会いだったなんて
くぅ〜この好雄様ともあろう人がチェックしてなかったなんて
もしもし・・・・好雄
ねぇ、ねぇ、彼女、名前教えてくれる？
えっ？
わ、私ですか？
そう、君
こーんな可愛い、女の子をチェックしなかったら愛の伝道師と呼ばれるこの好雄様の名折れだからね
（誰が愛の伝道師なんだ？・・・・・・誰が）
私、綾崎若菜と申します
貴方様は、康司さんのお友達ですか？
ふむふむ、あやさきわかな・・と（チェックだチェック）
そうそう、俺、康司の親友の早乙女好雄って言うんだ
よろしくね、綾崎さん
こちらこそよろしくお願いしますね、早乙女さん
やだなぁ〜綾崎さん
早乙女さんなんて他人行儀みたいに好雄って呼んでよ
何言ってるんだよ、好雄
なんか用があったんじゃないのか？
えっ？
そうそう、なんだか虹野さんがお前の事探してたみたいだったけど
虹野さん？
そういえば、綾崎さんって、どことなく大和撫子風な感じが
もしかして、京都？
は、はい、京都から参りました
へえ〜京都からなんだ
わざわざ、こいつに会いに？
は、はい
くぅ〜この幸せ者がこのこの
ぐ、ぐるじい・・・好雄
（それより、虹野さんが探してたって・・・）
このこの
（何言ってやがる・・・・虹野さんや詩織ちゃんにばれたらどうなるかな？）
（そうそう、なんだか虹野さん、お前の事探してる風だったぜ？）
あ、あの、早乙女さん
そのくらいにしたほうが・・・・・なんだか、康司さんが・・・
えっ？
おわーーーこ、康司
あ、あかん、完全に落ちた・・・・・
こうなったら・・・・・・・合掌・・・・・・・・
そ、そんな祈ってないで
康司さん、しっかりして下さい
・・・・・・・・・・・・しばらくお待ち下さい・・・・・・・・・
ぜぇ〜ぜぇ〜好雄〜
お、怒るな
軽い茶目っ気じゃないか・・・・な
軽い茶目っ気であの世を拝まされてたまるか
康司さん
よろしいではありませんか
ご無事でしたんだから
しかし、若菜
それはそうと早乙女さん
はい、何？
綾崎さん
この様な事は２度としないでくださいね
今度この様な事がありましたら私・・・・・
（謝った方が良いと思うぜ、好雄）
（こう見えても若菜は弓道の腕は凄いから・・・・射抜かれても知らないぜ）
（マジで？）
（大マジ・・・・俺も一度射抜かれかけた事あるから）
はいはい、大丈夫
綾崎さんに頼まれて断る訳あるわけないじゃない
良かった
それで、いつデートする？
はい？
だから、デートの約束でしょ？
おいおい、好雄
もう、ほっとこう
若菜そろそろ行こうか
電車に間に合わなくなっちゃうよ
えっ？
あっ、ほんと
なんだかあっという間でしたわね
そうだな
どっかの誰かさんが来なければもっと案内してあげれたんだけど
どっかの誰かさんって、俺の事か？
他に誰かいるのか？
この状況で・・・・好雄
お前
はっ？
だから、お前がいなければ綾崎さんをこの好雄様のスーパーでゴージャスな案内が出来たのに
まったく、気が利かないんだから
うふふ、面白いんですね、早乙女さんって
そうでしょ、そうでしょ、だから今度デートしようね
若菜、こんな馬鹿ほっといて行くよ
あっ、は、はい
それでは、早乙女さん
ごきげんよう
ばいばーい、綾崎さん
（この状況をこの好雄様が見逃すはずないだろうに・・・・当分の間これで飯代が浮くな）
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめんな、今日は
いいえ、楽しかったですよ
面白い方なんですね、早乙女さんって
まあね、あれで情報とか詳しいんだから
人間何かしら取り得があるって事かな？
うふふ、そんな事を言うと早乙女さんに悪いですよ
大丈夫、大丈夫、まあ、今頃くしゃみでもしてるんじゃないか？
・・・・・・へっくしょん・・・・・
ん？
おっ、もしかして、綾崎さんが好雄さんって素敵なのね
康司なんかとは大違いだわ・・・・・・なんて事は言ってないな
きっと康司が俺の悪口を言ってるところが妥当な線か・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあ、若菜、きをつけて・・・・な
はい、康司さんも身体にはきをつけて下さいね
もし、康司さんが病気をされてしまったら・・・・・私
大丈夫だよ
それじゃあ、またね
はい、また、お会いできる日を楽しみに待っております
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふう、今日は、好雄の所為で大変だったな
それにしても虹野さん、いったい何の用だったんだろう？
まあ、後で電話すればいいか
さーて、家に帰るとするか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続く
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