お笑い？２
き〜ん・こ〜ん・か〜ん・こ〜ん
んーーーやっと昼だ
今日の弁当は、何かなっと・・・・えっ？紙切れ？
（ごめーん、康司、作ってる暇無かったからこれでパンでも買って食べてね。素敵なお母さんより）
な、な、なんだぁ〜？
ごめんじゃないだろうが・・・・ごめんじゃ・・・・・はぁ〜
どうしたの？康司君
ん？
ああ、詩織か
いやね、また、おふくろのやつ
どれどれ、ふふっ、叔母さんらしいね
あのなぁ〜詩織
はぁ〜パンでも買ってくるよ
あっ、康司君
良かったらお昼一緒に食べない？
なんで？
なんでってその、最近、一緒に食べてないし偶には、いいかなって
ふ〜ん、いいよ
じゃあ、中庭で待っててくれる
うん
じゃあ、先に行ってるね
・・・・・・・・
ふ〜ん、お熱いですな、康司君
よ、好雄
いきなり出てくるなよ
あのな、お前の席は俺の隣って忘れてる訳？
さっきからずっと居たんだけど・・・・
そ、そうだった？
全然、気が付かなかったよ
あはあはあは
まあ、いいけどね
それより、詩織ちゃんは知らないみたいだな（ぼそり）
何がだ？
綾崎さんとの事話ちゃおうかな
そうしたら詩織ちゃん悲しむだろうな
（ぎくっ）お、お前、俺を脅すのか？
とんでもない、羨ましいなぁ〜って思ってね
でも、最近、小遣いが無くてパンも買えないんだよなぁ〜
ああ、可哀相な好雄君、このままじゃ飢え死にしてしまう
わ、分かった、パンでもジュースも買ってやる
ほんとに？
いや〜持つべき者は優しき親友だよな・・・うんうん
（とほほほ）
・・・・・・・・
康司君、こっちこっち
お待たせ、詩織とそっちの人は？
うん、私の友達なの
ほら、メグ
う、うん
あ、あの、私、詩織ちゃんの友達の美樹原愛と言います
あっ、康司です
俺は、早乙女好雄って言うんだ、よろしくね
えっ？
早乙女君？
いや〜こいつとそこで会ってさ
ここで飯を食うって言うんで着いてきちゃった
そうなんだ
大勢で食べた方が美味しいもんね
あれ？
康司君、パン買ってくるんじゃなかったの？
うん、売り切れちゃってて
まぁ、一食くらい抜いたって平気だから
なんだよ、そんなら俺に言ってくれれば買ってやったのに
ねぇ〜詩織ちゃん、美樹原さん
（こ、こいつは・・・・・誰の所為だと思ってるんだ）
あ、あの、どうしたんですか？
そんなに恐い顔されて
えっ？
そんなに恐い顔してた？美樹原さん
え、ええ、なんだか恐い顔して早乙女さんを見てましたけど
そんな事無いよ
気の所為だよ
ふふっ、じゃあ、康司君には、私のお弁当を少し分けてあげる
えっ？
あっ、じゃあ、私のも少しあげますね
そんな、悪いよ
平気平気
ちゃんと食べないと元気出ないよ
それに私達は、ダイエットにもなるしね
くぅ〜康司君
俺のパンと交換してくれ
やだね
これは、詩織と美樹原さんが俺にくれたもんだから
お前にはあげない
そんな事言わないで・・・・ねっ
ねっ、じゃない
（大体、自業自得だろうが、お前に飯をおごったから俺の分を買えなかったんだから）
（くそ〜なんてこったい）
どうしたの？
２人でひそひそ話して
なんでも・・・
いやね、こいつが昨日
あやさ・・・
わーーーーーーーー
よ、好雄
ちょっと来てくれるかな
お、おい、引っ張るなよ
いったいどうしたんだろう？
ねぇ、メグ
私に聞かれてもわかんないよ、詩織ちゃん
おい、好雄
約束が違うじゃないか
あの事は、話さないって事だろうが
いや〜あまりにも羨ましかったからつい・・・・な
つい・・・・な、じゃないだろう
分かった、分かった、気を付けるよ
そんな所で男２人で内緒話か
情けないな
その声は、伊集院
ど、どこだ
は〜はははは、どこを見ている
ここだ、ここ
ここ？
上を見たまえ
お前、木の上に登って何してる訳
そんな事は、どうでもいい
とぉ〜・・・・・・・べしゃ・・・・（ぴくぴく）
いったい、何がしたかったんだ？伊集院は・・・
さあ〜・・・・それにしても・・・・・
行こうか好雄
あ、ああ
ちょ、ちょっと待ちたまえ
おっ！復活したな
何だよ、伊集院
（こほん）いや〜待たせたね諸君
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
行こうか、好雄
ああ、詩織ちゃん達も待ってるしな
じゃあな、伊集院
ああ、待てと言うのに・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
お帰り、どうしたの？
２人共疲れきった顔して
あ、ああ、伊集院の奴がな
伊集院君？
そうなんだよ、伊集院の奴
いきなり木の上に居たと思ったら飛び降りて顔面から着地するわ
もう、大変だったんだから
そうなんだ
伊集院君大丈夫なのかな？
大丈夫なんじゃない？
殺しても死なないよ
ふふっ、酷いんだ
それよりも、お昼終わりだね
今日は、２人共お昼抜きになっちゃったね
とほほほほ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続く
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