[霊を知るためにへ][霊に関するQ&Aへ][トップへ]

霊に関する総合知識サイト
霊をさぐる

に関するQ&A


13、先祖の供養をしないといけない? (2000.08.06)

先祖の供養をきちんとしないと不幸になるといわれますが、本当ですか。


本当です。実際、先祖の霊を無視したために不幸になったと推定されるケースはあるようです。 ですが、それは先祖供養が大切だからではありません。
 霊魂の世界では、皆それぞれに生活があり、地上の子孫の供養とは無関係に暮らしています。つまり、地上の人の一人一人の供養の思いをその都度、感知していたのでは、有名人などは気が狂ってしまいます。たとえば、他の霊魂と会話している時に、別の世界である地上の人達の供養の念やお経が耳に届くことはありません。
 ましてや、下の世界に落ちて、邪悪な霊魂に支配されてしまった方に、仮に地上から念が届いたとしてもどうなるものでもありません。
 また、霊魂も自由なので、仮にお経が聞こえて来たとしても無視すればそれで終わりです。そのために、地上で行なう先祖供養はあまり意味がありません。ましてや、49日間は家にとどまるというような説は、霊的には根拠がありません。

 ところが、それでも現実には先祖供養による霊的障害が起き得るのです。

 たとえば、仏教を信じていて先祖の供養を重要だと考えていた人がいたとします。こうした人が死んでから、何らかの機会に地上を訪れて自分の供養が成されていない事を知ると、先祖であるにもかかわらず、子孫に霊的な障害を起こさせる事があります。
 つまり、自分の事を大切に思っていないとか、子孫としての勤めを怠っているとかいった考えが、結果として霊的な障害を引き起こす事があるのです。
 ですから、死んでいく人が全員子孫に先祖供養を求めなければ、先祖供養はしなくても霊的な悪い現象は起きないのです。
 もっとも、中には例外もあります。先祖の霊魂が供養を求めていなくても、地上にいる悪い霊魂が、さも先祖供養をしないからだ、とばかりに霊的な障害を引き起こす事があるのです。
 これは、子孫が誰かから先祖供養を勧められてもしなかった時などに、それを利用して霊魂が暗躍し、その後、勧めた人が所属している宗教団体に足を向けさせるためとか、仏壇の前に座らせて霊魂が憑依しやすくしたい、とか、そういった良からぬ考えを持つ霊魂が行ないます。

 したがいまして、先祖供養は、先祖に対する親愛の情、という面からはあっても良いのですが、その事によって子孫が幸福になれる、とっいた意味で行なう事は間違いだと思えます。ですから、霊的には本来は不要なのですが、現実的には各家庭の実情に合わせて必要であったりもします。

 また、死後、不幸になったかもしれない先祖の霊魂を救うと言うのならば、お経をあげても意味はありません。
 救いたい霊魂の一人一人を呼び出して霊的な気を与えるといった霊術が必要になります。しかし、それは、特定の霊魂を広い広い霊魂の世界から探し出して連れて来なければならず、歴史的な達人が指示するような儀式でなければ無理と言えます。

トップページへ][霊を知るためにへ ][霊に関するQ&Aへ]