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に関するQ&A

14、なぜ、地上に生まれた? (2000.09.01)


   〔Q&A 地上に人が生まれるのは、神様のご意思?

地上に人が生まれるのは、神様のご意思なのでしょうか。














そんな事はありません。

もしも、人が本当に神様の意思で地上に生まれてくるのであれば、飢餓の地域で避妊もしない夫婦に大勢の子供が生まれるという事はありえません。

それらの子供達が自立して生きるようになる前に飢え死にしてしまうのが分かっているのに、神がわざわざ地上に生まれさせる事はありえないことです。

また、男女双方の合意によらずに強制的な手段で妊娠したような場合などは、神の意思が働いて生まれたなどという事は考えられません。

事実はやはり、地上の男女が性行為をしたから、人は地上に生まれたのです。 



   〔Q&A この世は修行するために生まれた?

人は修行するために生まれてきたという説を聞いた事がありますが、本当ですか?
















厳密に言うと、それは、違います。

むしろ、生まれてきたので修行しなければならなくなったのです。

人が修行したいと思って地上に生まれるのではありません。なぜなら、人が生まれたのは、神の意思からではなく、地上の男女の意思からだからです。

地上の男女が避妊すれば、生まれたい魂がいても生まれる事はできません。主導権はあくまでも地上の人間にあるのです。
ただし、霊魂の側からすると、地上に生まれないとなかなか霊的に向上しにくい部分があることも事実のようです。
そのため、再度、地上に生まれざるを得ない霊魂が多いようです。とはいっても、魂の全体が生まれる訳ではありません。

したがいまして、地上に修行するために生まれてきたのではないのですが、生まれた魂は霊的に修行しなければならないテーマを持っていると言えばより適切だと思えます。
それは、心の修行でも良いのですか。









それだけではとうてい無理です。

心は通常の場合、地上に生まれてからの記憶しかない意識です。地上に生まれる前から持っているテーマを理解している訳ではありません。ですから、どんなに心が成長して人格者になったとしても、それで生まれる以前の記憶の心情に基づく意識が変化する事はないのです。

残念ながら、特別な霊的訓練を実習しない限り、そうしたテーマを解消する事はまずできません。
では、人は、霊的トレーニングなしでは、生きる意味がないのではありませんか。








そうでもありません。

地上に生まれてしまった魂の霊的なテーマは、霊魂の世界では解消いにくい未熟な心情にあります。それは、物質の世界ならではの経験の中で作り上げられた心情です。

そのために、仕事や結婚といった地上的な生活の中で、かつての傷ついた心理が癒されたりする事もあります。
ですから、それでも立派な修行なのです。
では、生活の中で修行すれば良いのですか。






建て前はそうです。

でも、現実的にはほとんど無理です。霊魂の世界の生活を経てもずっと、解消されないような心情は単純なものではありません。大変強い心理です。  

むしろ、そうした心理の影響で不幸になる人の方が多いそうです。
では、どうすれば良いのですか。










 
真言宗なら、密教の修行をなさるのではないでしょうか。

そうした修行を望まれない方には、親鸞聖人は阿弥陀如来に念仏を唱える事を勧めておられます。

手段に関してはいろいろな考え方があると思います。
ただ、いずれにしても、どんなに立派な教えを書いた本があったとしても、本を読んで生活を正すだけでは、表面的な心の成長にとどまり、霊的なテーマを解決する事はできないということです。

正しい霊的修行法を指導なさる先生や団体が、数多く世に出る事が望まれます。
このHPが推奨する霊的トレーニングはそうした事を考慮して行なっているのですか。



そうです。我田引水になりそうですが、私はそれが一番良いと思っています。
そう思っていなければ、実習はしません。
(参考 「神伝禊法」 )
分かりました。


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