だます人は地獄に落ちる?




Q 霊視する、と言う人に騙されたという人が多いようですが、そういった、騙す
  ような人は地獄に落ちないのですか。     

A もちろん、地獄とまでは行かなくても、下の方の世界に入る人はいます。
  しかし、全員、そうだというものでもありません。

  騙す、騙された、はこの世の価値観で、あの世に入る時の基準ではありま
  せん。


  この世の法律が正しいとは限らないのです。この世での倫理や道徳、法律
  と、死後に行く世界とは何の関係もありません。

  言い換えるならば、あの世に入る時、どんな世界に入るのかは、その人の
  霊的な身体が馴染みやすい場所に吸い込まれるようなものなのです。つ
  まり、性格や生前の行為とは関係ありません。

  別に、閻魔大王が裁くわけではないのです。単に霊的世界の法則の結果
  として、霊魂としての身体が住みやすい世界に移動するだけなのです。

  生前の行為で誰かが行くべき世界を決めていたら、誰でも皆、言い分があ
  るので、裁判官が何万人いても足りません。



Q それでは、悪人でも下の世界に行かない人がいるのですか。

A 死後の世界には死後の世界の法則があります。地上に引力の法則がある
  のと同じです。

  地上で何をしようと、どんな性格であろうと、霊魂の世界に住む人には関係
  ありません。

  あくまでも、その人の身体の質だけが問題になるのです。



Q でも、それでは善い人が報われません。

A そうです。人間の心はどんなに高度だといっても、人間という動物のそれ
  で、犬とは違いますし、蟻とも違います。

  同じように、地上の人間の心はしょせん、霊魂の世界の上の方の魂から見
  ると、善人も悪人も五十歩百歩なのです。



Q でも、昔から、宗教は皆、善い事をした人が上の世界へ行けると言ってい
   ますよ。

A それは、社会の安定には必要なのでしょう。しかし、事実は社会の安定と
  は関係ありません。



Q では、どうすれば、上の世界へ行けるのですか。

A 単純な事です。要するに、上の世界に入りやすい霊的な身体にしておけば
  良いのです。



Q どうやって?

A 霊的な身体は、これを幽体と言いますが、人の意識に影響を受けやすいの
  です。

  ですから、宗教的な聖人で意識が高貴な人は、やはり、霊的身体も成長し

  ている事が多いのです。そうした意味では、宗教の教えも間違ってはいな

  いのです。

  ただし、一般人の場合は五十歩百歩です。



Q では、やはり、善いことをするのですか。

A いいえ、霊的な身体、そして、魂にとって、善い事をするのです。

  何度も言いますが、地上の人の心はしょせん、大差はありません。



Q 善い事とは、例えば、どんな事ですか。

A 動作です。



Q えっ?

A 幽体といえども体です。幽体に良いトレーニングを行ない、幽体に良い霊的
  な気を吸収し、幽体に良い意識状態になれば良いのです。

  更に言えば、魂の質が向上すれば、幽体にも好影響が出ます。そのため、
  地上の人間の表面的な心理ではなく、もっと深い部分の意識が進歩する
  のなら、それも良いのです。



Q 具体的にはどうすれば良いのですか。
           
A 動作は口では示せません。直接教えるしかありません。

  具体的なことは宣伝にしかなりません。



Q では、あえて宣伝するならば、どうですか。

A 神伝の法を実習する事でしょう。又は、他の流派に成果のある技法があれ
  ば、それも良いでしょう。



Q ISCでは、それを教えていますか。

A 残念ながら、行なっていません。直接教える事が出来ませんので、知識を
  深める方向を考えています。



Q 分かりました。


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