霊は語る 〔1〕

最近の風潮は目に余るものがあります。
そう感じた私は、霊に聞きました。
もちろん、その風潮とは、宗教団体における詐欺などの、
一連の不正についてです。


ところが、霊はこう語りました。

「霊魂も何も信じない風潮に比べれば、まだ、ましであろう。
それは、たとえれば、砂漠の中で喉が渇く時、たとえ蜃気楼であっても、水を求めて歩く人でなければ水を得ることが出来ないがごとしである。

偽物や錯覚もあろうが、水を求めなければ、永遠に満たされることはない。」

とのことでした。