(01.02.04) 霊術室のご案内へ




 「霊術」とは、水波霊魂学では「霊的な技術」の略語として使用しています。つまり、様々な霊的技術を指しているのです。

 ですが、一般にいう「霊術」は、霊能力者とか、祈祷師とか呼ばれる人達が使う神秘的な技のことです。厳密には各地に伝承されているマジナイなども霊術の一種と言えるのでしょうが、一般の人達の使うマジナイは、ほとんど効果がないためか、霊魂を信じる人達の間でさえ、単に迷信と考えられていることが多く、「霊術」と言われることはあまりありません。

 ですから、普通は、霊能力者とか、祈祷師とか呼ばれる人達が行なう特殊な技のことを「霊術」と言うようです。

 そこで、このページでは、霊能力者とか、祈祷師とか呼ばれる人達が使う霊的な技について取り上げてみたいと思います。

 「霊術」にはいろいろなものがあります。人を呪ったり、病気治癒の祈願をしたり、広い意味では神社などで受験や商売繁盛の祈願をするのも霊術の一種と言えます。そうした意味では西洋の魔術なども「霊術」として考えることができます。白魔術とか黒魔術とか呼ばれるように、魔術にも善い魔術と悪い魔術があるとされています。

 つまり、「霊術」には人に危害を与えるための「霊術」と、人を何かから助けようとするための「霊術」があると言えるのです。

 前者は恐ろしいので、私達はあまり関わりたくありません。それでも人によっては、誰かに呪われてしまった、という方も確実にいらっしゃることと思います。

 ですから、呪いの方法など知らない方がよいとは思いますが、知識としては両方の「霊術」を知っていた方が適切なように思います。

 また、呪い、とまではいかないまでも、人は誰でも、日常的に、自分の思いを「念」として発しています。これは、テレパシーや念力を信じる方ならご理解いただけると思います。この「念」も、一つ間違うと人を傷つけることがあります。「思い」は力になることがあるからです。

 たとえば、ある霊能者が心霊系の機関紙でこんな事を発表されていました。

 だいぶ以前のことだそうですが、ある時、腹が立って、自分の家族に対して強く怒りの思いを発したところ、その後、すぐに、その家族は交通事故に遭ってしまったそうです。その後、その筆者は自分の出す念には気をつけるようにしたということでした。

 この話の真偽は分かりません。また、事実だとしても、偶然なのか、必然なのかは分かりません。また、このように明確な結果が出るような話はそれほどないと思えます。それでも、それに近い話はあちらこちらにあるのではないでしょうか。

 ですから、こうした念の力による攻撃にも、それを受けた人は何かしらの対策を講じなければならないのです。何か良くない事が起こる可能性があるからです。そのような時こそ、「霊術」が必要なのです。

 人間は誰でも日常的に他の人に対して「念」を発しています。このような「念」を受け続け、その影響が積もり積もっていくと、人によっては、「幽体」という、「肉体とダブっている霊的な身体」に不調をきたし、それを修復することがない場合は、将来、肉的にも、霊的にも、良くない事が起きることがあるのです。

 人は誰でも「霊術」について知っておくべきなのです。


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