(00.11.01)

人類は本当に消滅した方が良いのでしょうか。

霊魂







私はそうは思いません。確かに人類は霊的な生命体全体の中ではガン細胞のような存在です。これに関しては私も意義はありません。ですが、だからといって、すぐに全員、消滅させてしまうという考えはどうでしょうか。

存在する者は全て、ある意味では創造神の作品と言えるのではないでしょうか。それを簡単に消してしまうというのは、創造神のご意思ではないと思うのです。

では、あなたは人類は確かにガンのような存在だけれども、創造神によって作られたのだから、消してはいけないとお考えなのですね。

霊魂

と言うよりも、存在しているからには、何かしら値打ちや意義があると思うのです。




ですが、仮にそこに値打ちや意義があったとしても、他の生命体にも同じ事が言えるのではないでしょうか。だとすれば、他の多くの生命体にとって良くない存在であれば、ガンは取り除く必要がある、ということになりませんか。

霊魂





 

私が思うのは、どんなガン細胞であっても、生きる権利があるということです。人間の体にガンが出来れば取り除くのは仕方がないことです。ですが、それは、自分を守るためです。

つまり、人間がいくら、他の生命体にとってガンであっても、他の生命体がその権利を主張しなければ、人間は生きるべきだと思うのです。

 

他の生命体は人間を嫌がってはいないのですか。

霊魂

他の動物は人間とは違って意識が発達していません。ですから、個として人間を嫌がることはあっても、人類という存在に対して意見するということはありません。

それでは、なおさら、他の生命体の立場に立って考えるべきではないのでしょうか。

霊魂

 






ところが、そうとも言えないのです。動物達は死んで霊魂になると、ほとんどの場合は、人間とはあまり関係のない生活をしています。そうなりますと、動物達は人間にはまるで関心を示さなくなるのです。

一方で、地上は弱肉強食の世界です。人間は強ければ動物を殺して食べるのですから、動物のことをそれほど考える必要はありません。問題なのは、食べもしないのに、殺してしまう事なのです。ですから、そうした事を人類がもっと考えてくれれば、生き残る余地は充分あると思えます。

ですが、実際には人間の社会は全てにおいて経済優先です。そんな社会は他の生命体のためにはならないと思います。

霊魂














 

そこなんです。私に言わせれば、クジラやイルカにばかりこだわって、肝腎な事を考えていない点が、本当に困ったことだと思っています。

たとえ、クジラが絶滅しようと、生態系が崩れようと、それが食べるためである場合は、最終的に人類が生き残れる状態さえ維持できれば、弱肉強食の世界ですから、それは構わないことなのです。それよりも、問題は、全てに経済優先で霊的な発想がまるでないところにあるのです。

そうであるからこそ、「創造神のご意思とは異なる生命体」と呼ばれてしまい、生存する権利などなくてよい、と言われてしまう可能性があるのです。私はそれを一番心配しています。

それ以外の理由なら、何があっても、たとえ個人としての処罰はあったにせよ、全体としての消滅はないと思うのです。

 



それでは、可能性はあるのではないでしょうか。現代は人類が自分達の自由で高級霊魂を遠ざけ、意識の低い悪い霊魂ばかりを地上に引きつけていると思うのですが。

霊魂












 

それに関しては私では分かりません。確かに、霊的な事を嫌いな人が多すぎます。これでは人間達の自由意思のために、高級な霊魂は指導しづらくなります。そして、その分、悪い霊魂達が地上に寄りやすくなります。そうなれば、人類には真の意味での幸福は遠くなります。

ですが、だからこそ、人類は生き残れる可能性も高いと思います。なぜなら、悪い霊魂達は地上に生きる人達をおもちゃにして、いずれ、死後は自分達の世界に引きずり込みたいわけですから、地上から人類を消すことには反対だと思うのです。遊び道具がなくなってしまいますからね。

ですから、人類が自由意思で不幸になったとしても、子孫は生き残るのではないかと思うのです。

 

では、高級な霊魂が影響力を強めると、むしろ、人類に消滅の危険が増すのですか。

霊魂
 

そうではありません。高級な霊魂の方々は私とはレベルが違います。深い思慮がおありです。たぶん、消滅などさせないと思います。ですが…。

ですが…?

霊魂




ですが、今の人類はあまりにも神や高級霊魂を攻撃しすぎます。こんなに攻撃的な発言が多いと、高級霊魂に仕えている霊魂達の中には、人類を処罰せよ、という声も出てしまうのです。霊魂達は皆、神でも仏でもありません。まだ未熟です。ですが、真剣に神や高級霊魂に仕えています。その霊魂達にしてみると、人間達はいつか復讐してやりたい存在になりつつあるのです。

それが恐ろしい事なのですか。

霊魂

私ではこれ以上は分かりません。

そうですか、どうもありがとうございました。