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私 |
人類は消滅した方が良いのでしょうか。 |
霊魂 |
それはわしらが考える事ではない。何やら、いろいろと言っておる者達もいるが、霊魂には霊魂の仕事がある。地上の事には不必要に干渉せんことじゃ。 |
私 |
ですが、政吉さんは地上に何度も来られると聞いていますが。 |
霊魂
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わしの場合はきちんとした理由がある。地上の人間達は霊魂が見えん。その上、修行もしとらん。これじゃあ、せっかく指導してくださる偉い方がみえても力が出せん。そこでわしのような者が必要になったのじゃ。 |
私 |
それでは、あなたは心霊研究等でいう補助霊と考えてもよろしいのですか。 |
霊魂 |
おそらく、そうじゃと思う。 |
私 |
では、守護霊や指導霊の代理という立場ですね。 |
霊魂
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そういうことじゃ。ただ、わしの場合は特定の人間を担当しているわけではない。呼ばれたら誰の担当でもしている。1つ仕事が終わったら帰って行く。 |
私 |
そうですか、守護霊や指導霊の方々の考えにしたがって行動なさるのですね。 |
霊魂 |
そういうことじゃ。 |
私 |
それでは、守護霊や指導霊の方々と同じ考えですか。 |
霊魂 |
そんなことはない。わしと高級霊魂の方々とでは理解力というか思索力というか、そうしたものが全てにおいて違っている。わしらが本当の意味で偉い方々の考えを理解できるということはない。 |
私 |
では、人類の消滅については、高級霊魂の方々のご意思に従うということですね。 |
霊魂 |
そうじゃ。じゃが、わしらがそうした大事を聞かされるのは、事が終わった後かもしれんがな。 |
私 |
…と、おっしゃいますと。 |
霊魂
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わしら程度の者では、そんな大きな問題には首を突っ込めんということじゃ。わしの仕える偉い方々でさえ、わしと同じで何もご存じないようじゃ。わしらのレベルでは地上の人間や霊魂達の動きを、なるべく正確に把握し、上に伝達することが何よりも大切じゃ。 |
私 |
残念ながら、神伝禊法は地上では無名です。 |
霊魂 |
そうかね、こっちでは、上の方の方々は皆知っとるみたいじゃぞ。何しろ、その法の指導霊のお手伝いをしているというだけで、わしらレベルの霊魂でさえ、邪霊が怖がって近寄らんというからのう。 |
私 |
神伝禊法と人類の消滅は何か関連がありますか。 |
霊魂 |
わしでは分からん。本当はあんたが知っとるのじゃろう。 |
私 |
……。 |
霊魂 |
どっちにしても、えらい事になった。実際、過激な者達はどんどん数が増えておるからのう。 |
私 |
数が増えると、力が増すのですか。 |
霊魂 |
そりゃ、そうじゃ。実際、彼らは地上の言葉で言えば、命懸けの者達じゃ。自分の事はどうなっても、苦しんでいる霊魂達のために自分の全てを捧げようとしとる。貴い心じゃ。 |
私 |
では、力があるということですね。 |
霊魂 |
当然じゃ。たとえ一部の人間の決定でも、原爆を落とせば大勢の人が死ぬじゃろ。それと同じじゃ。真剣な霊魂が集まって行動すれば、何が起こるかわからんぞ。 |
私 |
大変参考になりました。今後とも頑張ってください。 |